「面映ゆい」と「こそばゆい」の違いとは?分かりやすく解釈

「面映ゆい」と「こそばゆい」の違い生活・教育

「面映ゆい」「こそばゆい」は、どのようなことを表現する言葉なのか。

この記事では、「面映ゆい」「こそばゆい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「面映ゆい」とは?

「面映ゆい」は、簡単に言えば、照れくさい、きまりが悪い、といった状況を指します。

どんな場面でも用いることができる言葉で、照れくさく感じることを「面映ゆい」と表現します。

誰かに褒められて照れくさい時や何かを思い出して恥ずかしい時、周りから見られてきまりが悪い時などの気持ちを表す言葉となります。

居心地が悪い、気恥ずかしい、といった状況が「面映ゆい」です。


「面映ゆい」の使い方

「面映ゆい」は、照れくさい、といった言葉に置き換える形で用いることができます。

例えば、「照れくさい気持ち」の場合は、「面映ゆい気持ち」などといった形となります。


「こそばゆい」とは?

「こそばゆい」には、くすぐられたような、ムズムズしたような、くすぐったい、といった意味のほか、自分が本来持つ実力以上に評価され、照れくさい、恥ずかしい、などといった意味があります。

ここで大切なのが、なぜ、照れくさくのか、なぜ、恥ずかしいのか、きまりが悪いのか、です。

実力以上に評価されたことによって、照れくさく思う場合にのみ、「こそばゆい」を使用することができます。

実力以上に評価され褒められて、ムズムズするような状況が「こそばゆい」となります。

「こそばゆい」の使い方

「こそばゆい」は、照れくさい、といった言葉に置き換える形で用いることができます。

例えば、「照れくさい思い」の場合は、「こそばゆい思い」などといった形になります。

「面映ゆい」と「こそばゆい」の違い

どちらも、照れくさい、きまりが悪い、といった意味を持つ言葉ですが、状況に応じた使い分けが求められます。

「面映ゆい」は、どんな状況でも用いることができる一方、「こそばゆい」は、誰かに褒められたときに限り用いることができる言葉となります。

この違いが2つの言葉の大きな違いとなります。

「面映ゆい」の例文

・『急に憧れの先輩に話しかけられ面映ゆい気持ちになった』
・『好きな女の子と隣の席になり、面映ゆい気持ちでいっぱいになったものの、嬉しい気持ちの方が優っていた』
・『初めて会った人と話すのは、男女問わず少し面映ゆい』
・『先生にみんなの前で褒められ、面映ゆかったです』

「こそばゆい」の例文

・『あまり褒めないでください。こそばゆくなってしまいます』
・『時々、褒められるとこそばゆくて仕方がありません』
・『そこまで過大評価されると、こそばゆくなってしまいます』
・『近所のおばさんにあまりにも褒められ、こそばゆい思いをした』

まとめ

なぜ、きまりが悪いのか。

なぜ、照れくさく感じているのか。

などを踏まえ使い分けが求められる「面映ゆい」「こそばゆい」

「こそばゆい」は、褒められた時、限定となるため、その点に注意し2つの言葉を使い分けることとなります。