服のスタイルやサブスクのコースで見かける「ベーシック」や「オーソドックス」「レギュラー」と言った同じ意味に見える言葉の違いはどこにあるのでしょう。
この記事では、「ベーシック」と「オーソドックス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ベーシック」とは?
「ベーシック」は基礎という意味合いで覚えている方が多いのではないでしょうか。
コースやプランの一番廉価な場所にその名前があるからです。
「ベーシック」には必要最低限の意味合いもあり、「ベーシックコース」にはその意味合いも兼ねているものが多いと言えるでしょう。
「オーソドックス」とは?
「オーソドックス」には正統的を指し示す意味合いがあります。
また保守的を示す言葉でもあり、よくも悪くも使われる言葉だと言っていいでしょう。
保守的イコール面白みがないと言う意味合いに使われ、実社会や創作物でも目にする事は多いと思われます。
「ベーシック」と「オーソドックス」の違い
この二つの言葉は全く意味合いが違っており、前者は基本、最低限を表す事が多いと言えるでしょう。
後者は正統的を意味する言葉として使われる事が多いと言えます。
またネガティブな意味合いでも使われるのが特徴的とも言えるでしょう。
「ベーシック」の例文
・『「ベーシックプラン」に必要なオプションをつければいい』
・『そのシャツは「ベーシックスタイル」なカジュアルでいいね』
例文の前者は最低限の意味を表し、後者は基礎的の意味合いを持ったものになっています。
これら以外には入門や初心者の意味で使われる事が多いでしょう。
本屋では「ベーシックプログラム」や「ベーシック英会話」のタイトルで学習書や参考書が販売されているのを見たことがない方はいないと思われます。
「オーソドックス」の例文
・『アメリカのオーソドックススタイルの朝食はベーコン、卵、ハッシュドポテト、トースト、コーヒーだ』
・『彼の作る曲は「オーソドックス」過ぎて面白みにかける』
例文の前者は正統的を指し示したもので使い方としては一般的だと言っていいでしょう。
後者は保守的という意味合いに加え、普遍・没個性などネガティブな意味合いも含んでいるのが特徴。
特殊な使い方としては野球では基本的な球種を使うピッチャー、ボクシングでは右構えの選手を呼称するなどスポーツではサウスポー、左利きの対義語として使われています。
まとめ
「ベーシック」は基本的、最低限、入門、初心者などの意味合いで使われる事が日常では多いと言えるでしょう。
「オーソドックス」は正統的、保守的な意味合いを持ち、良い意味でも悪い意味でも使われるのが特徴です。
スポーツの世界では「オーソドックス」は特殊な意味合いを持つ事があり、野球やボクシングではプレイヤーの種類や右利きの選手を示す言葉としても使われています。