この記事では、「机上の空論」と「絵に描いた餅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「机上の空論」とは?
「机上の空論」とは、実際に応用できない理論や計画のことを言います。
「机上の空論」を使った例文をいくつかご紹介します。
『現場の状況を知らずに、議論を行うことは机上の空論になりかねません』、『単なる机上の空論で終わらせないためにも、必ず実現したいと思います』、『机上の空論を繰り返すだけでは時間の無駄になってしまいます』、『その考えは、今の時点では机上の空論でしかありません』、『理論上で成功したとしても、それは机上の空論に過ぎず、やはり結果を出していくことが重要です』「机上の空論」と似た意味を持つ言葉としては、「砂上の楼閣」、「捕らぬ狸の皮算用」、あるいは「夢物語」などが挙げられます。
「絵に描いた餅」とは?
「絵に描いた餅」とは、絵に描いた餅は食べられないことから、役に立たないことを意味しています。
「絵に描いた餅」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『計画が絵に描いた餅で終わらないように、確実に進めていこうと思います』、『どんなに素晴らしいアイデアでも、実現不可能ならば絵に描いた餅と同じことです』、『現時点では現実味がなく、絵に描いた餅のようかもしれませんが、将来的には実現できるかもしれません』、『彼は高い目標を掲げて努力をしてきましたが、結局うまくいかずに絵に描いた餅で終わってしまいました』、『諦めずに続けていれば、絵に描いた餅ではなくなる可能性もあるでしょう』「絵に描いた餅」の類似語は、「空想の産物」、「絵空事」、あるいは「画餅(がべい)」などがあります。
「机上の空論」と「絵に描いた餅」の違い
「机上の空論」と「絵に描いた餅」の違いを、分かりやすく解説します。
「机上の空論」とは、実際に応用できない理論や計画のことを表します。
一方、「絵に描いた餅」は何の役にも立たないことを言います。
「机上の空論」と「絵に描いた餅」はどちらも役に立たないことを意味しています。
「机上の空論」は理論や計画などの思考や想像だけで、何の役に立たないことを言い、「絵に描いた餅」は見えていてもいなくても、実現不可能なことに対して使う点が異なっています。
まとめ
物事を具現化していくためには、まずは想像するところから始める必要があります。
なので、今までなかったものを生み出していく時、それに対して、「机上の空論」や「絵に描いた餅」だと言う人がいるかもしれません。
ですが、新たなものが登場する時は少なからずそういう意見が出てしまうのは仕方がないことです。
本当に世の中に必要なものであれば、最初は「机上の空論」や「絵に描いた餅」であっても、それは必ず実現していくことでしょう。
これからはクリエイティブな思考が重要視され、個性豊かで自分らしく生きていくことが求められていきます。
まさに「机上の空論」や「絵に描いた餅」を実現する人こそが成功していくことができるようになるでしょう。