この記事では、「レッテル」と「スティグマ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レッテル」とは?
「レッテル」は、事実なのか、事実ではないに限らず、結論ありきにおいて、そうであると結論付けることです。
たとえば、あの人物は悪人面なので犯罪者であると結論付けるのは、「レッテル」でレッテルは実は、善悪というものはなく、単に決めつける行為を指します。
なので、あの人は善人、あの人は悪人だという勝手な思い込みで成立するのが「レッテル」です。
はた迷惑な部分があるのが「レッテル」になりますが、逆を言えば、勝手な思い込みで成立し、かつ悪気が無く使用することができる言葉が「レッテル」になりますので、扱いやすさについてはこの言葉はかなり扱いやすく、のちに開設する「スティグマ」と比較した場合、事実確認をする必要性がありませんので扱いやすい言葉になります。
「スティグマ」とは?
「スティグマ」は、傷跡のことでマイナスの烙印という傷跡のことです。
よって、「スティグマ」は、結論ありきで、であるという部分がマイナスの要因になります。
なので「レッテル」は、かもしれない、おそらくだろう、という具合にあいまいなんですが、「スティグマ」ははっきり結論付けられており、だろうというものではなく、であるという意味になります。
例を挙げますとあの人は借金をして破産したという事実は、あの人といわれる人の傷跡であり、かつマイナスの要素なので、借金をして破産したという事実は、「スティグマ」となるのです。
「レッテル」と「スティグマ」の違い
両者の違いは、思い込みや自分の都合により、勝手にどうであるかを決めるか、結論があってそうだというかです。
「レッテル」は、マイナスのイメージやプラスのイメージで思い込みなどで成立することですが、「スティグマ」は結論があり、その結論がマイナスでしかありません。
よって、両者は、「レッテル」が思い込みでプラスの思い込みでもあり、マイナスの思い込みであるに対し、「スティグマ」は結論がマイナスでしかありません。
まとめ
「レッテル」については、扱いやすさについては、「スティグマ」よりはるかに扱いやすく、思い込みで成立することから適当な感想のようなものでも成立し事実確認も必要ありませんのでマイナスのイメージであれ、プラスのイメージであれ対象となる人物などに印象を与えることが可能です。
一方、「スティグマ」は事実確認が重要で、傷跡になるような事例はマイナスの要素である必要性があり、プラスイメージで構成されてはならないです。
なぜなら、「スティグマ」は、偏見というものを意味し、これらはマイナスのイメージでしかなく傷跡を残すがゆえ、必ず、マイナスイメージが事実として確定していないとなりません。
だから、「レッテル貼り」という言葉は日常的に目にしても、「スティグマ貼り」という言葉を目にしないのは、「スティグマ」は必ずマイナスだと確定していないといけないがゆえです。