「加点方式」と「減点方式」の違いとは？使い方や例文も徹底的に解釈

この記事では、「加点方式」と「減点方式」の違いを分かりやすく説明していきます。

「加点方式」と「減点方式」の違い
1. 「加点方式」と「減点方式」の使い方の違い
2. 「加点方式」と「減点方式」の英語表記の違い
「加点方式」の意味
「減点方式」の意味
まとめ

「加点方式」と「減点方式」の違い

「加点方式」と「減点方式」の違いについて紹介します。

「加点方式」と「減点方式」の使い方の違い

「加点方式」は、「持ち点ゼロから始めて、良い点、優れた点を足していく評価方法」に使われます。

一般的な学校や資格の試験はこちらの方式が多くなります。

「減点方式」は、「持ち点満点から始めて、悪い点、劣った点を引いていく評価方式」に使われます。

人を評価する時に使われることが多くなります。

「加点方式」と「減点方式」の英語表記の違い

「加点方式」の英語表記は以下の通りです。

1つ目は「point addition scoring system」で「ポイントを追加する採点方式」という意味です。

“Generally we adopt the point-addition scoring system on exam.”
(一般的に試験の場合は加点方式を採用している)
2つ目は「adding points」で、上記を簡略化した表現です。

“They grade a test by adding points.”
(彼等は試験を加点法で採点する)
「減点方式」の英語表記は「the point deduction scoring system」で、「ポイントを減らす採点方式」という意味です。

“Our evaluation plan adopt the point deduction scoring sysytem.”
(我社の社員評価計画は減点方式を採用しています)
2つ目は「take off point」で、「ポイントを取り去る」という意味です。

“She is marking her boyfriend by taking off point.”
(彼女は彼氏を減点方式で見極めている)

「加点方式」の意味

「加点方式」は「かてんほうしき」と読みます。

意味は、「ものごとを評価や判定する時に、最初はゼロ点から始めて、良い部分や優れた部分などを点数にして足していく方法のこと」です。

最初は持ち点はなく、質問に正解したり、良い部分や優れていると認められた部分を点数にして足し、最終的な評価点を出す方法のことを言います。

一般的な学校や資格などの試験はこちらの方式で行われることがほとんどです。

「加点方式」の使い方

「加点方式」は、「持ち点ゼロから始めて、良い点や優れた点を足していく方式」に使われます。

名詞・形容動詞として「加点方式だ・である」と使われたり、「加点方式で採点する」などと使われたりします。

基本的に日本で行われる試験のほとんどは「加点方式」ですので、特に何も言わなくても通じる言葉です。

「加点方式」を使った例文

・『特技のある人は加点方式の方が得だ』
・『結婚相手を見極めるには加点方式の方がうまく行くと思う』
・『仕事の評価が加点方式となると、営業にとって辛いものがある』
・『加点方式なので、失敗しても良い点をアピールしたい』
・『試験は加点方式だから、とにかく1点でも多く取りたい』

「加点方式」の類語

・「点数制(てんすうせい)」
「取得した点数により金額やグレードが決まること」という意味です。

・「積み重ね(つみかさね)」
「同じものを上に載せていくこと」から転じて、「同じことを繰り返して価値を高めていくこと」という意味です。

「加点方式」の対義語

「加点方式」の対義語は「減点方式」です。

「減点方式」の意味

「減点方式」は「げんてんほうしき」と読みます。

意味は「ものごとを評価や判定する時に、最初は満点から始めて、悪い部分や劣った部分などを点数にして引いていく方法のこと」です。

最初の持ち点は10点や100点など満点で、質問に不正解だったり、悪い部分や劣っていると思われる部分を点数にして引き、最終的な評価点を出す方法のことを言います。

実技や演技などの採点に使われることの多い方法です。

「減点方式」の使い方

「減点方式」は、「持ち点満点から始めて、悪い点や劣った点を引いていく方式のこと」に使われます。

名詞・形容動詞として「減点方式だ・である」と使われたり、「減点方式で採点する」などと使われたりします。

芸術的なものや、美しさを競う時など、人の主観により採点基準が変わる時に使われることの多い方法です。