この記事では、「月末」と「下旬」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「月末」とは?
「月末」は「げつまつ」と読みます。
「月末」は、「月の終わり」という意味があります。
カレンダーを見て、最後の日に近づいてくると、「月末」という言葉を使うようになります。
「月末」は、厳密に「いつからいつまで」という定義がない言葉ですが、最終日である30日か31日を指すという場合と、28日ころからの3日間程度を指す場合もあります。
さらに、25日ごろからの一週間程度を「月末」と呼ぶケースもあります。
25日に給料が支払われるという会社員の場合は、給料が支払われる=月末という発想になるようです。
このように、「月末」という言葉には、25日ごろから末日まで、また28日ごろから末日まで、さらに月の最終日のみを指す場合があり、人によって、イメージする日が違うという特徴があります。
そのため、誰かと約束をするときは、「月末」という言葉はあまり使わないほうがいいかもしれません。
「下旬」とは?
「下旬」は「げじゅん」と読みます。
「下旬」は、「月の21日から末日までの間。
月の終わりのころ」という意味があります。
一か月を3つに分ける時、「上旬」、「中旬」、「下旬」という言葉を使います。
ちなみに「上旬(じょうじゅん)」は、月の1日から10日間を意味し、「中旬(ちゅうじゅん)」は、月の11日から20日までの10日間のことを意味します。
例えば、「仕事の打ち合わせを来月の下旬にする」という場合は、仕事の打ち合わせが行われるのは、来月の21日から末日までだということが分かります。
このように「下旬」は、月の21日から末日までと、ハッキリとした定義があるため、スケジュール管理の際に使いやすい言葉ではないでしょうか。
「月末」と「下旬」の違い
「月末」と「下旬」の違いを、分かりやすく解説します。
「月末」は、「月の終わり」という意味があります。
一方で「下旬」は、「月の21日から末日までの間。
月の終わりのころ」という意味があり、どちらも、月の終わりごろを指す言葉という共通点があります。
ただし、「下旬」がハッキリと、「21日から末日」と期間が決まっているのに対して、「月末」は「末日のみ」を指す場合と、「28日ころから末日まで」、あるいは「25日ころから末日まで」を指す場合があるという違いがあります。
また、いずれにせよ、「月末」よりも「下旬」の方が、意味する期間が長いという違いもあります。
まとめ
「月末」と「下旬」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、スケジュールを相手に伝える時などに、参考になるのではないでしょうか。