バイタリティとモチベーションは、人のやる気を表す言葉です。
この2つの言葉にはどのような違いがあり、どういう使い方をするのでしょうか。
バイタリティとは?
バイタリティには、活気や元気、いきいきとした生命力といった意味があります。
英語のvitalityをそのまま日本語にしたもので、生命を表すラテン語の「vita」が語源となっています。
やる気がある人をバイタリティがあると表現します。
バイタリティの使い方
バイタリティは、日頃からアクティブに活動し、エネルギッシュに見える人を表す言葉として使われることが多いです。
仕事に一生懸命取り組んでいたり、多趣味で様々なサークル活動に参加している人などに用いられます。
バイタリティには明るく前向きなイメージがあるので、誉め言葉としても使われます。
基本的にはバイタリティがあるという使い方をしますが、バイタリティにあふれているとかバイタリティに富んでいるといった使い方をすることもあります。
モチベーションとは?
モチベーションは、物事を行うにあたってのやる気や目的意識を表す言葉です。
motivationという英語からきていますが、日本語にそのまま訳すと動機付けという意味になります。
motivationは、motive(モーティブ)とaction(アクション)の2つの言葉を合わせて作られました。
motiveには、動機や理由といった意味があります。
actionには行動や働きといった意味があります。
motivationは行動を引き起こす動因と動因を与えることを意味しています。
本来は、欲求が生じた時から行動に移す段階を指す言葉です。
ただし、企業などのビジネス分野ですやる気そのものを表す言葉として使われていることが多いです。
モチベーションの使い方
モチベーションは、モチベーションが高いとか低いといった使い方をします。
また、モチベーションを高めたいとか、モチベーションをアップするにはどうすればいいか、モチベーションが落ちるなどの使い方もできます。
バイタリティとモチベーションの違い
バイタリティは、人の状態や特徴を表す言葉です。
バイタリティに溢れた人といえば、やる気に満ち溢れた状態を表します。
モチベーションは、その人の内面にあるやる気や意欲といった概念を表す言葉です。
次の試験に向けてモチベーションが高いという言い方はしますが、次の試験に向けてバイタリティに溢れているという言い方はしません。
バイタリティという言葉を使って表現する場合、あの人はバイタリティにあふれているので、次の試験に向けて頑張って取り組んでいるといった言い方になります。
まとめ
バイタリティは人の特徴や状態を表す言葉で、モチベーションは内面にあるやる気を表す言葉です。
バイタリティがある、モチベーションが上がらない、モチベーションをアップさせたいといった使い方をします。