「負け組」と「勝ち組」の違いとは?分かりやすく解釈

「負け組」と「勝ち組」の違い新語・ネット語

この記事では、「負け組」「勝ち組」の違いを分かりやすく説明していきます。

「負け組」とは?

「負け組」「まけぐみ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「第二次世界大戦の時に、ハワイやブラジルなどにいた日系移民のうち、日本の敗戦を受け入れた人々のこと」という意味で、こちらが元の意味になります。

以降転じて、2つ目は「勝負事で負けた人たち」という意味で、ギャンブルや争いごとで負けた人やチームのことです。

3つ目は「ビジネスで失敗した人」という意味で、大きなビジネスを手掛けて失敗し、損失をこうむったひとのことです。

4つ目は「会社勤めをしている未婚女性のうち、誰かに先を越されて結婚してしまい、残った人たちのこと」という意味で、先に結婚した女性のことを下で紹介する「勝ち組」と言います。

5つ目は「あらゆる人生の競争に敗れた者」という意味で、出世や収入、容姿や恋愛など人生を有利にする要素が劣っている人のことです。

上記に共通するのは「他の人に先に越される」という意味です。


「負け組」の使い方

「負け組」は名詞・形容動詞として「負け組だ・である」と使われます。

点数や判定による「負け」のこともあれば、他と比べて劣る様子のこともあります。

基本的に、日常で使われる場合、人生において成功できない人のことや、恋愛・結婚ができない女性に使われる言葉です。


「勝ち組」とは?

「勝ち組」「かちぐみ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「第二次大戦の時に、海外在住の日系移民のうち、最後まで日本が勝ったと信じていた人々のこと」という元の意味です。

2つ目は「勝負事で勝った人たち」という意味で、ギャンブルや争いごとで勝った人たちのことです。

3つ目は「ビジネスで成功した人」という意味で、大きなビジネスを手がけて成功し、莫大な富や名声を手に入れた人たちのことです。

4つ目は「会社勤めをしている未婚女性のうち、いち早く結婚した女性のこと」という意味で、既に子供を持っている女性まで含まれます。

5つ目は「あらゆる人生の競争に勝った者」という意味で、出世や収入、容姿や恋愛など人から羨ましがられる要素が揃っている人のことです。

「勝ち組」の使い方

「勝ち組」あは名詞・形容動詞として「勝ち組だ・である」と使われます。

点数や判定による「価値」のこともあれば、他と比べて劣る様子のこともあります。

基本的に、日常で使われる場合、人生において成功を収めた人のことや、幸せな恋愛や結婚ができた女性に使われる言葉です。

「負け組」と「勝ち組」の違い

「負け組」「人生において成功できない人」「恋愛・結婚ができない女性」という意味です。

「勝ち組」「人生において成功を収めた人」「幸せな恋愛や結婚ができた女性」という意味です。

「負け組」の例文

・『彼は出世が遅れて負け組となった』
・『海外赴任を断ると負け組になる』
・『まだ完全に負け組となった訳ではない』
・『同期の女性が全員結婚して負け組となった』

「勝ち組」の例文

・『彼は起業して勝ち組となった』
・『ルックスや職業から見ても完全な勝ち組だ』
・『勝ち組として本社に栄転となる』
・『既婚女性が勝ち組自慢する』

まとめ

今回は「負け組」「勝ち組」について紹介しました。

「負け組」「成功できない人」「勝ち組」「成功を収めた人」と覚えておきましょう。