この記事では、「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いを分かりやすく説明していきます。
お金にまつわる知識を付けていきましょう。
「元利均等返済」とは?
元利均等返済は住宅ローンの返済方法のひとつ。
元金と利息がセットになっていて、毎月おなじ額を支払っていく安定した手法です。
ちなみに元金とは、銀行から借りている純粋な借金のこと。
利息とは銀行に支払う、手数料を指します。
元利均等返済のメリットは、返済計画を立てやすいこと。
ずっと同じ金額を支払っていくため、安定した支払いをおこなっていけます。
また半年に1度は金利の見直しがおこなわれますが、見直し後にすぐに金利が上昇しないことも元利均等返済の特徴となっています。
一方でトータルで考えると支払い総額が、高くなりやすいという注意点もあります。
「元金均等返済」とは?
元金均等返済も住宅ローンの返済方法です。
元金のみが固定化されていて、利息のみ変動していきます。
また変動する利息は、元金の額によって変わっていきます。
ローンを組んだ当初ほど支払う金額が高くなり、支払い期間が長引くにつれて、支払い金額は減少していきます。
そのため元金均等返済のメリットは、ゆくゆくは返済負担が減っていくこと。
収入がある現役世代のうちにまとまった額を支払い、晩年はマイペースに支払いをしていきたい方にも向いています。
またトータルの支払い額が少なくなるので、コスパがいいという考え方もあります。
一方で元金均等返済を受けるためには、一定の収入条件をクリアしていることが重要です。
安定した収入がないと、銀行から元金均等返済を融資してもらえないという注意点もあります。
「元利均等返済」と「元金均等返済」の違い
「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いを、分かりやすく解説します。
・いつも一定の「元利均等返済」終わりが安い「元金均等返済」
「元利均等返済」と「元金均等返済」はどちらも、分譲マンションや一軒家を建てる場合の住宅ローンで利用します。
元利均等返済は元金と利息を、ひとつのまとまりとしたローンです。
定期的に金利の見直しがおこなわれるものの、毎月同じ額を支払えばいいので賃貸住宅に住んでいる感覚でローンを借りられます。
ただ全体としての支払い額は割高になります。
そして「元金均等返済」は元金が固定されていて、利息のみ変動するタイプです。
元金が減るほど利息も減っていくので、ローンを組んだ当初ほど割高となり、しだいに支払い額が少なくなっていくという特徴があります。
金融機関によっては「元利均等返済」と「元金均等返済」の変更をおこなえる所もあります。
ライフスタイルの変化にあわせて、家計も見直してみることが大切です。
まとめ
「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも住宅ローンの返済方法です。
元利均等返済は、毎月おなじ額を支払っていきます。
元金均等返済は元金の割合によって、利息がかわっていく変動型になります。
マイホームのヒントにしてください。