「在来種」と「外来種」の違いとは?分かりやすく解釈

「在来種」と「外来種」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「在来種」「外来種」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「在来種」とは?

「在来種」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「在来種」は、「ざいらいしゅ」と読みます。

「在来種」は、「動植物の品種のうち、ある地方の風土に適していて、その地方で長年栽培、飼育されているもののこと」という意味があります。

このように「在来種」は、その地域に古くからいて、人間の介入なしに存在している植物や動物のことを意味します。

また「在来種」は、一般的に明治時代までに生息していた動植物を意味する場合が多く、主に昭和になってから、日本に入ってきた動植物を、「外来種」と呼ぶ傾向があります。

「在来種」は、「外来種」が入ってくるようになってから意識されるようになった言葉で、「外来種」により、固有の動植物が圧倒されるような事例があるため、そのようなことがないよう、固有の動植物を守る意味で使われることが多い言葉になっています。


「外来種」とは?

「外来種」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「外来種」「がいらいしゅ」と読みます。

「外来種」は、「もともとその地域にいなかったのに、人間の活動により、意図的、非意図的に持ち込まれた生物種」という意味があります。

これらの「外来種」は、繁殖力が強く、「在来種」を駆逐する傾向があるため、その土地の生態系に重大な影響を与えるとして懸念されています。

意図的に持ち込まれた「外来種」として「ペット」があります。

外国産のペットは、ほとんどが広い意味での「外来種」に当たるためです。

ペットとして飼育されていたものが、自然に放たれた場合、ほとんどの場合が死んでしまいますが、繁殖に成功し、根付く場合もあります。

この場合、「外来種」と呼ばれ、「在来種」を脅かす存在になります。

非意図的に持ち込まれた「外来種」としては、例えば海外出発の船に入り込んでいた場合や、輸入される木材に入り込んでいるものなどがあります。


「在来種」と「外来種」の違い

「在来種」「外来種」の違いを、分かりやすく解説します。

「在来種」は、「動植物の品種のうち、ある地方の風土に適していて、その地方で長年栽培、飼育されているもののこと」という意味があります。

一方で「外来種」は、「もともとその地域にいなかったのに、人間の活動により、意図的、非意図的に持ち込まれた生物種」という意味があります。

このように、「在来種」「外来種」は、まるで反対の意味を持つ、反対語になります。

日本に昔からあり栽培飼育されていたものを「在来種」と呼び、主に昭和に入ってから人の手によって持ち込まれた生物種を「外来種」と呼ぶという違いがあります。

まとめ

「在来種」「外来種」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。