ビジネスシーンだけでなく車や家を買う時など何らかの取引を行う際に使われる書類は多くあります。
今回は一番目にする機会の多い2つについてご紹介したいと思います。
この記事では「見積書」と「請求書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見積書」とは
これは『何かの製品やサービスを購入する前に価格や内容を具体的にした書類』です。
ポイントとしては『将来発生するであろう事柄』についてを記載しているという部分です。
価格だけでなく、その価格の構成内容や条件などが細かく書いているのが特徴です。
一般的には家や車、リフォームなどの何らかの大きな買い物をするときに『見積書』を目にすることが多いです。
ビジネスシーンでは購買作業を行う為に必要で、特に請負や売買契約の場合に注文検討者、発注検討者側がメーカやサービスの提供業者に見積をさせて内容を検討するという行為がされます。
これで価格や条件の精査を行い、双方の合意をしたところで契約を成立させるというものになります。
そういう意味においては『見積書』は『契約書』とも言うことができるのではないでしょうか。
検討する際には同じ製品やサービスを提供しているところからも『見積書』を入手して比較することも多く、この行為を『相見積もり』、『あいみつ』と呼びます。
「請求書」とは
これは『製品やサービスなどの代金の支払いを請求する為に出す書類』です。
こちらのポイントは『双方が合意した代金支払いのタイミング』で対価の支払いを請求するという点があります。
一般的には製品やサービスの納品や対応が完了した後に『請求書』を発行します。
我々で言えばスマートフォンやインターネット、光熱費の支払いがこれにあたります。
ビジネスシーンで合意した締め日に請求書を送り支払いをしてもらうという形をとるのが一般的です。
我々日本人の感覚では考えられませんが、B2B(企業間ビジネス)においても例え納品やサービスを完了し『請求書』を送らないと支払いがされないという場合が海外では多々見られる為、とても重要な書類であることを認識しましょう。
記載内容は金額をはじめとして、納品物やサービス内容、数量、日付、支払いの期限を明確にして作成することが一般的です。
「見積書」と「請求書」の違い
この二つは『利用する事前に製品やサービス提供者から提出される書類』か『利用した後に製品やサービス提供者から提出される書類』という違いではっきりと分けることが出来ます。
前者は『事前』、後者は『事後』というシンプルな形にすることもできます。
どちらもビジネスシーンでは絶対に発行をするものですので、是非違いを忘れない様にしいましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか。
今回は『事前』と『事後』という時間軸で必要な書類である『見積書』と『請求書』でしたが、これ以外にも製品やサービスの購入には様々な節目が存在しています。
例えば製品を届けた時に渡す『納品書』、支払いが完了し、それを証明する為に発行する『証明書』などです。
どちらも仕事をスムーズにするだけでなく、何らかのトラブルがあった際の証明にもなりますので、意識をする様にしましょう。