「女優」と「俳優」の違いとは?分かりやすく解釈

「女優」と「俳優」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「女優」「俳優」の違いを分かりやすく説明していきます。

「女優」とは?

「じょゆう」と読み、女性の俳優のことです。

対義語は男優になります。

TVや映画、舞台で俳優として活躍する女性を指すほか、役者をしていない人に対しても使うことがあります。

「とんだ女優だね」や、「彼女は女優だよ」と言った場合には、俳優であるという意味では無く、演技が上手い、嘘が上手だという意味になります。

日本では、神事に奉仕した巫女(みこ)が女優の始まりだといえます。

その後、白拍子(しらびょうし)などが活躍していました。

1911年には、「人形の家」のノラを松井須磨子が演じ、近代日本の演劇史に名を残しました。


「女優」の使い方

名詞として、「舞台女優」「夢は女優になること」などと、使います。

また、役者ではなく、嘘が上手だという場合にも使うことがあります。


「俳優」とは?

「はいゆう」と読み、演劇や映画、TVなどで、登場人物に扮してセリフや身振り手振りなどで演じる人のことをいいます。

また、その職業のことを指します。

日本では、遊女歌舞伎が1629年に禁止され、歌舞伎の世界では女性が舞台に立てませんでした。

そのこともあり、「俳優」は男性が一般的で、例外的な女性の俳優を、「女優」と呼び分けていた時代もありました。

現在では、性差別を避けるために、女性も男性も「俳優」と呼ぶことが多くなってきています。

「俳優」の使い方

「彼はいい俳優だ」「俳優として身を立てる」などと、使います。

「女優」と「俳優」の違い

「俳優」は男性にも女性にも使える言葉ですが、「女優」は女性の演技者を指すので、女性にしか使えません。

「女優」と言った場合には、単に女性の俳優のことを指します。

しかし、その対義語の「男優」と言った場合には、AV俳優を指すことも多いので、注意が必要です。

まとめ

「女優」は、女性の俳優を指します。

現在では、女性の役者のことを「女優」とは呼ばずに、「俳優」と呼ぶことも多くなっています。