小さな果実は色鮮やかで華やぎます。
「ブルーベリー」が好きですか、それとも「ラズベリー」が好きですか。
この記事では、「ブルーベリー」と「ラズベリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブルーベリー」とは?
ツツジ科のスノキ属、落葉低木の一群で、果実として栽培されるものの総称です。
北アメリカ原産になります。
果実は小さい扁球形で、濃青、黒色に熟します。
甘酸っぱく、生食の他、ジャムやゼリー、ジュース、果実酒にします。
また、目の健康に良いアントシアニンを多く含むため、健康食品に用いられています。
「ラズベリー」とは?
バラ科のイチゴ属、落葉低木です。
キイチゴの一群で、種類は多く、ヨーロッパが原産ですが、北アメリカでも栽培されます。
果実は白、黄色、淡紅、暗紅色などで香りが高くなります。
生食の他、ジャム、ゼリー、果実酒に使われたり、また香料をとって香水やアロマに使われたりします。
フランスでは、フランボワーズと言い、肉料理に使われる鮮やかな赤色のフランボワーズソースは「ラズベリー」のソースです。
日本ではキイチゴと呼ばれています。
「ブルーベリー」と「ラズベリー」の違い
「ブルーベリー」と「ラズベリー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ブルーベリー」と「ラズベリー」は、二つとも落葉低木という、樹高1. 5メートル以下で寒冷期が来ると落葉する樹木であり、食物繊維が豊富で栄養価が高く、小さく鮮やかな色が付いた果実です。
生食したり、ジャムにしたりなど、食べ方も似ていますが、分類や見た目、栄養、味も香りも異なった、全く別の果実です。
「ブルーベリー」はツツジ科スノキ属で、一粒が一つの実になっており、表面にはブルームという果粉が付いています。
アントシアニンを含み、健康食品として注目されることも多く、酸味と甘みの両方がバランス良くあり、爽やかな香りがします。
「ラズベリー」はバラ科のイチゴ属で、小さな粒が集まって一つの実になっており、表面には細かい産毛があります。
カルシウム、鉄、マグネシウムを多く含み、酸味が強い味ですが、甘い香りがするため、洗剤やシャンプーに使用されます。
まとめ
「ブルーベリー」と「ラズベリー」は両方とも落葉低木で、食物繊維を多く含み、食べ方もよく似ている小さな果実ですが、分類や見た目、栄養や香り、味も違う別の植物です。
それぞれの特徴を生かした商品に生まれ変わり、「ブルーベリー」は目の健康食品、「ラズベリー」は香り付けとしてよく売られています。
「ブルーベリー」も「ラズベリー」もケーキやヨーグルトなどに乗せて食べるだけで、美味しくなり、そして美容にも良い効果があります。
また、皮をむいたり切ったりする必要がないため、手軽に食べられ、簡単に見た目を華やかにできることも便利です。
近所のスーパーにも売られていたり、冷凍であればコンビニエンスストアでも売られていたりします。
いつも家に置いておき、積極的に食べてみましょう。