「かぼす」と「すだち」の違いとは?分かりやすく解釈

「かぼす」と「すだち」の違い生活・教育

この記事では、「かぼす」「すだち」の違いを分かりやすく説明していきます。

「かぼす」とは?

ミカン科ミカン属の一種のことです。

その果実もこの名で呼びます。

主な産地は大分県です。

ユズの近縁種で、果実はユズのような見た目をしています。

果実は丸く、主さは100~150gほどです。

果皮が緑色のころに収穫をしますが、熟すと黄色くなってきます。

果実には酸味と強い香りがあることが特徴です。

竜田揚げや南蛮漬けなど油っぽいものをさっぱり食べたいときに使用をしたり、ふぐ料理、焼き魚、鍋物などの風味づけとしても使用したりします。

和風の料理に使用されることが多いですが、チーズケーキやパウンドケーキなど洋風のものに活用することもできます。

未熟な果実をまるかじりして食べることはほぼありません。

加工品も販売されています。

加工品には、かぼすこしょう、かぼす漬け、かぼすはちみつ、果汁、ぽん酢などがあります。

選び方ですが、果皮にハリがあり、手に持ったときに重さを感じられるものがよいです。

果皮にハリがないものは、収穫してから月日がだいぶ経っています。

持ったときに軽く感じられるものは、水分が減っています。

熟したものより緑色のものの方が酸味が強いので、強い酸味が欲しいときは緑の状態のものを選ぶようにします。

保存はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で行います。


「かぼす」の言葉の使い方

ミカン科ミカン属の一種を指して使用する言葉です。

重さが100~150gほどの果実です。


「すだち」とは?

ミカン科ミカン属の一種です。

その果実もこの名で呼びます。

主な産地は徳島県です。

ユズの近縁種で、果実の見た目はユズに似ています。

30~40gとこぶりです。

果皮が緑色の未熟なうちに収穫をし、酸味があります。

熟すと果皮が黄色くなります。

熟したものは、あまり酸味がありません。

料理としては、ジュース、そば、うどん、和え物、鍋物などさまざまなものに使用されています。

強い酸味と香りが、料理にさっぱり感を与えてくれます。

加工品も販売されており、果汁や酢などがあります。

酸味を活かし、さっぱりとしたアイスやゼリーなどのお菓子の他、パウンドケーキなど洋風のお菓子にも活用されます。

選び方ですが、果皮にハリがあり、持ったときに重さを感じられるものがよいです。

果皮にしわがよっているものは、収穫から日数が経っています。

果皮が黄色くなってくると風味が落ちます。

「すだち」の言葉の使い方

ミカン科ミカン属の一種を指して使用する言葉です。

果実は30~40gほどです。

「かぼす」と「すだち」の違い

果実が丸い形をしていて、未熟な果実は緑色をしている点などが似ていますが、2つのものは別です。

見た目で判断できる違いは大きさです。

前者は100~150gほど、後者は30~40gほどで、前者の方が大きいです。

まとめ

果実の見た目が似ていますが2つのものは別で、大きさに違いがあります。