この記事では、「レタス」と「キャベツ」と「グリーンボール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レタス」とは?
「レタス」はキク科で、元々は「チシャ」という名前で呼ばれていた野菜です。
主にヨーロッパで古くから栽培されており、江戸時代末期に日本に渡来し栽培がされだしたと言われています。
「レタス」には一年草や二年草があり、キャベツのように葉が重なり合ってできる球状のものに加え、リーフレタスやサニーレタス、コスレタスといったさまざま種類の「レタス」も数多く栽培されています。
「レタス」の例文
・『チョレギサラダにはたっぷりのレタスと韓国海苔が使用されている』
・『レタスは食物繊維を多く含む野菜として知られている』
「キャベツ」とは?
「キャベツ」はアブラナ科の多年草で明治時代に日本に渡来し、食用の野菜として栽培されるようになったと言われています。
葉は分厚く、重なり合って球状に育つのが日本のキャベツの一般的な形です。
キャベツは黄色い花を咲かせる野菜で、芽キャベツやレッドキャベツなどさまざまな種類のキャベツがあります。
サラダや汁物、煮物、炒め物など、幅広い用途で使用できる「キャベツ」はスーパーでも安い時は100~150円ほどと比較的購入しやすい野菜です。
「キャベツ」の例文
・『料理の基本としてキャベツの千切りを日々練習している』
・『鮮度のいいキャベツを見極めるには芯の部分が白くて綺麗なものを選別する』
「グリーンボール」とは?
「グリーンボール」はアブラナ科の多年草で、キャベツの一種で銘柄名の1つです。
キャベツには寒玉、春玉、丸玉といった種類があり、「グリーンボール」は丸玉に属しています。
その名の通り、小さなボールのような形をしているのが特徴で、1玉1kgほどの重さで一般的なキャベツよりも小ぶりです。
旬の時期は4月、5月で、寒さに弱い野菜なので年中出回っている野菜ではありません。
「グリーンボール」の例文
・『グリーンボールはキャベツの2倍ものカロチンが含まれている』
・『高冷地で栽培されたグリーンボールは夏から秋にかけて遅れてスーパーに出荷されます』
「レタス」と「キャベツ」と「グリーンボール」の違い
「レタス」「キャベツ」「グリーンボール」という3つの言葉の大きな違いはキク科である「レタス」、アブラナ科である「キャベツ」、その一種である「グリーンボール」という2つの種類に分けられます。
葉の柔らかさや食感も大きく違い、味わい異なります。
用途はどちらもサラダや汁物、炒め物など幅広いですが、「キャベツ」や「グリーンボール」の方が使い勝手のいい野菜として親しまれています。
「キャベツ」と「グリーンボール」の違いは大きさや色味、出荷される時期、栄養分など、同じ種類の野菜でも異なる点が多くありますので、知識として覚えておきましょう。
まとめ
ここでは「レタス」「キャベツ」「グリーンボール」について、意味や違いについて例文を用いて分かりやすく説明してきました。
どれも同じ葉野菜で、使用用途も似ていますが、はっきりとした違いがありますので正しく理解しておきましょう。