この記事では、「維持」と「持続」と「継続」の違いを分かりやすく説明していきます。
「維持」とは?
「維持」は「いじ」と読みます。
意味は「ものごと状態を同じようにそのまま保ち続けること」で、ものごとの状態が変わらない様に、管理して保つことです。
「維」は「つなぐ」とも読み「ささえる」「たもつ」という意味、「持」は「もつ」とも読み「そのまま続ける」「保つ」という意味、「維持」で「つないで保つこと」になります。
「維持」の使い方
「維持」は名詞として「維持する・した」「現状維持」「維持費」などと使われます。
基本的に、ものごとの良い状態が変わらない様に、管理して保ち続けることに使われる言葉です。
「維持」の例文
・『健康を維持する為に毎朝ジョギングを欠かさない』
「持続」とは?
「持続」は「じぞく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「一定の状態がそのまま保たれること」という意味で、同じ状態のまま時間が経過することです。
2つ目は「努力してずっと保つこと」という意味で、そのもの自体、または人が努力して、その状態を途切れずに保つことです。
上記に共通するのは「途切れずに保つ」という意味です。
「持続」の使い方
「持続」は名詞として「持続する・した」「持続させる・させた」「持続力」「持続性」などと使われます。
基本的に、一定の状態が途切れずに保たれることや、努力してずっと保つことに使われる言葉です。
「持続」の例文
・『持続性カプセルで薬の効果が長時間続く』
「継続」とは?
「継続」は「けいぞく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「前からやっていることを、やめずにそのままやること」という意味で、以前からしている行動をやめずに続けることです。
2つ目は「ある動作や状況がそのまま保たれること」という意味で、今動いているものや、ある条件や状態が、これからも変わらずに保たれる状態のことです。
3つ目は「以前からのことを受け継ぐこと」という意味で、人がやっていることをそのまま引き受けてやることです。
上記に共通するのは「以前からやっていることをそのままする」という意味です。
「継続」の使い方
「継続」は名詞として「継続する・した」「継続される・された」「継続的」などと使われます。
基本的に、前から行われていることを、やめずにそのまますることに使われる言葉です。
「継続」の例文
・『ネットのサービスを継続する』
「維持」と「持続」と「継続」の違い
「維持」は「ものごとの良い状態が変わらない様に、管理して保ち続けること」という意味です。
「持続」は「一定の状態が途切れずに保たれること」「努力してずっと保つこと」という意味です。
「継続」は「前から行われていることを、やめずにそのまますること」という意味です。
まとめ
今回は「維持」と「持続」と「継続」について紹介しました。
「維持」は「変わらない様に保つ」、「持続」は「一定の状態を保つ」、「継続」は「以前から行われていることを保つ」と覚えておきましょう。