「認定医」と「専門医」と「指導医」がどのようなドクターのことを指しているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「認定医」と「専門医」と「指導医」の違いを分かりやすく説明していきます。
「認定医」とは?
「認定医」は「にんていい」と読みます。
この「認定医」とは「所定の学会が定める審査で合格して関連の臨床知識と経験が基準に達していると認定された医師のこと」を指しています。
専門分野における業務に一定期間携わり、当該治療を一定以上行うことでの実績が要求されるのです。
「認定医」の例文
ここで「認定医」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『彼は学会の審査にパスして認定医となることができた』
・『私は認定医となるために現在、専門分野において治療活動を行っている』
「専門医」とは?
「専門医」は「せんもんい」という読み方になります。
この「専門医」は「専門の診療領域において適切な教育を受けてしっかりとした専門的な知識・豊富な診療経験と患者本位の診療態度などの診療技能を修得して患者から信頼される標準的な専門医療を行うことができる医師のこと」を指しているのです。
「専門医」の例文
続いて「専門医」の例文を見て行くことにいたしましょう。
この言葉の使い方としては次のようなものが挙げられます。
・『私は現在、ガン治療の専門医としてA大学病院で従事している』
・『この病院には各診療分野の専門医が揃っているので、多くの患者が入院している』
「指導医」とは
「指導医」は「しどうい」という読み方になります。
この「指導医」とは「所定の学会が定める審査に合格した後、認定医・専門医を育成・指導するための能力を有すると認められた医師のこと」を指しています。
専門医資格を取得してから、さらに経験・業績を重ねていき新たな人材を養成するために実績を備えることも要求されていくのです。
「指導医」の例文
「指導医」の使い方としてはどのような文章が見られるでしょうか?
・『私は指導医として新たな立場で活動することになった』
・『彼は指導医として若手ドクターの育成に力を注いでいるのです』
「認定医」と「専門医」と「指導医」の違い
では、ここで「認定医」と「専門医」と「指導医」の違いを見て行くことにいたしましょう。
「認定医」とは「学会が定める審査にパスして関連医療分野の臨床知識・経験が基準に達していると認定された医師のこと」を指しています。
「専門医」は「各専門の診療領域において適切な教育を受けて十分な専門知識や診療経験・患者本位の診療態度などの診療技能を修得して患者から信頼される高い専門的な医療を提供できる医師のこと」を言っています。
「指導医」は「所定学会が定める審査に合格して認定医・専門医を育成・指導するための能力を持つと認められた医師のこと」を指しています。
まとめ
ここまで「認定医」と「専門医」と「指導医」の役割・違いを説明してきました。
「医者」と言っても1つの性格や役割があるのではなく、個々に異なる役割を持った医者がいることを覚えておきましょう。