この記事では、「断捨離」と「整理整頓」と「ミニマリスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「断捨離」とは?
断…新たに手に入りそうな不要なものを断る、捨…家にずっとある不要な物を捨てる、離…物への執着から離れる。
というヨガの思想という意味が発祥の言葉で、生活における不要な物を減らすという方向の考え方につながっています。
買い物依存症やゴミ屋敷にしてしまう考えとは正反対の考えと言えますが、必要なものまでスリム化するかというところまでは踏み込まれておらず、家族のコレクションを断舎離したなどという言葉は拡大解釈している部分があります。
物を増やしすぎないという考え方で近藤麻理恵氏の片付けを進めるものに近いものがあります。
「整理整頓」とは?
整理は物を減らすこと、整頓は物を配置し直すという意味で、不要なものは減らし、並び方をわかりやすく配置するという事になり、本などをタイトル順や発行日分に並べて読まないものは捨てるなどという方向になります。
この言葉ではどの程度物を所有しているかは意味に含まれておらず、レジカウンターまだ本に囲まれているような古本屋であっても整理整頓したあとかもしれないというケースもあります。
整理整頓が行き届いているという言葉では不要なものがなく、配置もきれいに整っているという意味になります。
「ミニマリスト」とは
ミニマルという言葉が最小限を意味しており、ミニマリストは最小限のもので生活する人という意味になります。
不要の判断が厳しく、スマートフォンがあればパソコンは不要、電話機も不要、家の近くにコンビニがあれば炊飯器や冷蔵庫は不要、図書館で本を借りるので本棚は不要など極限に近いところまで進むケースもあります。
自動車は例えばラジオのみ装備、窓は手動というようなミニマリスト向けの製品はないと言え、音楽を聞ける機能あたりは最低限と言えます。
非常に身軽な生活が出来ているため、引っ越しが非常に簡単であること、物への執着がないことなどが良いところと言えるでしょう。
一方、最低限のものということで、災害時の対処まで考えていないケースも見られるようです。
「断捨離」と「整理整頓」と「ミニマリスト」の違い
ミニマリスト、もしくはミニマリストの手前までなろうとする行動は断捨離によって行われると言えるものですが、断捨離も段階があると考えられ、不要なものを捨てたり、新たなものを増やさない程度でも断捨離ということができます。
整理整頓は不要なものを捨てたり、配置をし直すことを指し、配置をし直して扱いやすくするという要素はミニマリストや断捨離にはないものです。
まとめ
「断捨離」と「ミニマリスト」は消費型経済とは相反するライフスタイルでもあり、比較的新しいライフスタイルということも出来るでしょう。
最低限、不要の考え方は人それぞれな点が注意すべきで、他人に強制すべきものとまでは言えないでしょう。
整理整頓はライフスタイルとはいい難く、こちらは誰でも心がけたいものとも言えます。