「団結」と「結束」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「団結」と「結束」の違い生活・教育

この記事では、「団結」「結束」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「団結」と「結束」の違い

「団結」とは、人や団体が同じ目的や考えのもとに一つにまとまることです。

「結束」には、3つの意味があります。

1つめは、紐や縄などでむすんで束にすることです。

2つめは、目的、目標、信念などを同じくするものが一つにまとまることです。

3つめは、衣服や甲冑を身につけることです。

「団結」の意味と「結束」の2つめの意味は、ほぼ同じになります。

「結束」が持つ、紐や縄などでむすんで束にすることや、衣服や甲冑を身につけることの意味は、「団結」にはありません。


「団結」と「結束」の使い方の違い

人や団体が同じ目的や考えのもとにひとつにまとまることには、「団結」「結束」も使うことができます。

「仲間の団結が固い」「仲間の結束が固い」と、どちらにもすることが可能です。

「結束」の紐などでむすんで束にする意味では、「鉛筆を12本ずつ結束する」のような使い方をし、「団結」に置き換えることはできません。

「結束」の衣服や甲冑を身につける意味では、現在は使われることが少なく、また「団結」に置き換えることはできません。


「団結」と「結束」の英語表記の違い

「団結」は英語で“unity”“solidarity”と表現をします。

「結束」は英語で“union”“unity”と表現をします。

「団結」の意味

「団結」とは、同じ目的や考えのものと人や団体が一つにまとまることです。

「まとまる」には、ばらばらなものが統一のとれたかたまりになるという意味があります。

「ばらばら」とは、大勢の人がまとまりなく動くさまのことです。

「団結」が意味する人や団体が一つにまとまることは、2、3人程度の少人数ではなく、多くの人や団体が集まる意味が含まれています。

そして、まとまりが強いです。

「団結」の使い方

人や団体が一つにまとまることに使用をします。

この人たちや団体は、同じ目的や同じ考えを持っています。

違う目的や違う考えを持っているもの同士は、そもそも「団結」しようとはあまり思わないことでしょう。

違う目的や違う考えを持っている人や団体がまとまることがあったとしても、そのようなことを指して「団結」とはいいわず、「団結」は同じ目的や同じ考えなどを持っているもの同士がまとまることに使用をします。

「仲間の団結が固い」というと、この人たちは同じ目的や考えがあり、まとまりが強い意味を含むことになります。

「団結」を使った例文

・『チームが団結して試合に臨む』
・『野党と与党が団結して事にあたる』
・『団結して問題を乗り切る』
・『団結を強化する』

「団結」の類語

「大同団結」が類語です。

意見の少しの違いがあることは気にせず、まとまることです。

「団結」の対義語

「ばらばら」が対義語です。

大勢の人が一つにまとまらずに動くこと、まとまらないで分散しているさまという意味があります。

「結束」の意味

「結束」には、3つの意味があります。

1つめは、紐や縄などでむすんで束にすることです。

「束」とは、ものをひとまとめにしてくくったもののことで、1つのものを紐などで結ぶことは「結束」ではありません。

何本かある棒を紐でまとめて束にすることなどが「結束」です。

2つめの意味は、目的、目標、考えなどが同じものが一つにまとまることです。

1年A組の生徒たちは、文化祭りを成功させるという同じ目的を持っており、クラスの生徒たち全員が準備に励んでいました。

この人たちは、全員同じ目的があります。

そして、一つにまとまっています。

このようなことが「結束」です。

3つめの意味は、衣服や甲冑を身につけることです。

現在、日常生活で使われることは少なく、文学作品の表現でみられることがあります。

「結束」の使い方

紐や縄などでむすんで束にする意味では、「ダンボールを10枚重ねて結束する」のような使い方をします。

ものをひとつにまとめて束にすることなので、1つのものだけを紐などで縛ることでは使用しません。

目的、目標、考えなどが同じものが一つにまとまる意味では、「家族が結束して事にあたる」のような使い方をします。

「結束」を使った例文

・『仲間が結束して目標を達成させる』
・『撮影現場ではスタッフの結束を感じた』
・『結束力が強いグループ』
・『強い結束があったからこそ問題を乗り越えられた』

「結束」の類語

紐や縄などでむすんで束にする意味では、「束ねる」が類語です。

目的や目標などが同じものが一つにまとまる意味では、「団結」が類語です。

「結束」の対義語

むすんでいたものをとく意味で「ほどく」が対義語です。

ひとつにまとまっていたもののまとまりがなくなる意味では、「ばらばら」が対義語になります。

まとめ

2つの言葉では、似たような意味の部分がありますが、「結束」「団結」にはない意味も持っています。