この記事では、「賞与」と「寸志」と「ボーナス」の違いを分かりやすく説明していきます。
お金の違いを学んでいきましょう。
「賞与」とは?
賞与(しょうよ)とは、臨時に支払われるお給料のこと。
いつもの月給とは異なる、特別なお金をあらわします。
社長から従業員に支払われるもの、特別感のある金銭が賞与です。
賞与は「賞を与える」と書きます。
会社のために尽くしてくれたスタッフに対して、名誉を与えるのが賞与の目的です。
賞与の歴史は古く、日本で1番最初に賞与を出したのは明治時代といわれています。
働く人にとって、活力となるものが賞与です。
「寸志」とは?
寸志(すんし)とは、心ばかりのお金のこと。
または贈り物の熨斗に、使われることもあります。
いずれも「少しの気持ち」という訳があるため、贈る側の謙遜した気持ちが込められています。
会社がアルバイトや非正規の方に、心ばかりのお金を送ることもあれば、冠婚葬祭でお手伝いをしてくれた方に気持ちばかりの金銭を手渡すときに用いることもあります。
そのため仕事とプライベート、幅広いシーンで用いられているのが「寸志」です。
「ボーナス」とは
ボーナスとは通常の月給とは別に支払われる、現金給付のこと。
通常は夏と冬の2回、支給されます。
社会人のささやかなお楽しみです。
業種によって異なるものの、月給の2か月から3か月分がその目安となっています。
またボーナスはあくまでも「会社が儲かっている時に支給される一時金」なので不景気のため会社に利益が出なければ、支給されないこともあります。
またクレジットカードの支払いを、ボーナス時期に合わせることを「ボーナス払い」と呼んでいます。
「賞与」と「寸志」と「ボーナス」の違い
いずれも貰って嬉しい、特別手当をあらわします。
「賞与」と「寸志」と「ボーナス」のうち、ほぼ同じ意味合いで使われているのは、賞与とボーナスです。
会社の業績に応じて、夏と冬に月給とは別に支払われているお金が「ボーナス」と「賞与」になります。
賞与とボーナスに比べて、幅広い意味があるのが「寸志」です。
寸志には「心ばかりの贈り物」という訳があるので金銭の支給のほか、小さな贈り物にも用いられています。
会社からアルバイトに感謝代として支払われたり、お車代として身近な方に手渡されたりします。
ビジネス以外のプライベートのシーンでも用いられているのは寸志です。
また寸志は賞与やボーナスに比べて、包まれる額も少額なことが多いです。
僅かなもの、少しのお金が「寸志」となります。
使い分けを正しくおこなっていきましょう。
まとめ
「賞与」と「寸志」と「ボーナス」の違いを分かりやすくお伝えしました。
賞与とボーナスは、月給とは別に経営者から従業員に対して支払われる一時金のこと。
夏と冬に支給されます。
そして寸志は、心ばかりのお金や贈り物のこと。
ビジネスやプライベートの場で、お礼をしたい相手に贈る、ささやかな心遣いです。