この記事では、「目覚める」と「醒める」と「覚める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目覚める」とは?
「目覚める」は、眠っている状態から起きる状態に移行することで、起きる際別に寝ぼけていても成立します。
要は起きたという事実のほうが重要でどんな形であろうと起きてさえいれば「目覚める」です。
「目覚める」の例文
・『昼に目覚める』
・『目覚める力』
「醒める」とは?
この言葉は、意識が元に戻り鮮明になっていくことです。
よって、寝ているときは意識がないので眠っており、意識が戻り鮮明になれば、「醒める」です。
ただ、注意してほしいのは、絶対に意識がはっきりしていないと「醒める」にはなりません。
よって寝ぼけている場合、この言葉は該当しません。
「醒める」の例文
・『酔いが醒める』
・『意識が醒める』
「覚める」とは
この言葉は、「醒める」という言葉と同じです。
つまりどっちを使用しても意味が通じるのでどちらを使用してもよい言葉です。
むろん「醒める」と意味が同じなので、はっきりとだんだんと意識が戻ることを意味するのが「覚める」です。
「覚める」の例文
・『夢から覚める』
・『意識混濁から醒める』
「目覚める」と「醒める」と「覚める」の違い
「目覚める」だけが眠っている状況から立ち直ることで、意識があろうとなかろうと眠っている状態から抜け出しています。
なお、眠っている状態から抜け出すというのは、目が開いているや意識がなくとも体が動いている点が「目覚める」で「目覚めた」ものは防御反応という反射を通常の健康な人物は示します。
たとえば、どんなに熟睡していても殴られるととっさに起きるのは、防御反応故でこれは意識があってもなくとも実は防御をします。
逆に防御をしなくなるほうが危険で、これは寝ているのではなく死んでいる可能性もあり、そもそも、防御できない状況下に脳があるとも言い切れるのです。
まとめ
「目覚める」については、防御反応が起きて目が開いているか、とりあえず起きた場合「目覚める」です。
逆に「目覚めない」のはどういうことかというと、これは、防御反応が出ない点で、攻撃を受けても起きない点が「目覚めない」になります。
これはどんなに手足が不自由でも一応防御をする形をとるので防御反応が出ないというのはかなり危険な可能性もあり、意識が完全に失われている可能性が高いです。
よって、「覚める」と「醒める』は、意識が戻ってくるという状態なので、危険域だったり単に寝ていて意識が消失している状況から抜け出せばどちらかになり、「目覚める」にはなりません。
「目覚める」は意識がない状況から目が覚めるか夢を見ているのでこれは意識はないとみてよいでしょう。
どんな状態でもよいので一応意識が戻ればよしや体が動けばよしと考えるのが「目覚める」なので、意識が鮮明であるのを望むのであれば、「覚める」か「醒める」のどちらかの言葉を使用するとよいでしょう。