「山菜」と「野草」と「雑草」の違いとは?分かりやすく解釈

「山菜」と「野草」と「雑草」の違い生活・教育

この記事では、「山菜」「野草」「雑草」の違いを分かりやすく説明していきます。

「山菜」とは?

「山菜」は、食べることを目的とした山に生息する植物のことです。

たとえば、ワラビにゼンマイといった植物や土筆という植物は食用で、これは、「山菜」になります。

むろん、食べることができないもの、例えば毒草などはこの分類にはなりません。


「野草」とは?

「野草」は、食べられないものと、食べられるものがあり場合によっては薬に変化したり、食用になったりと柔軟に変化する山で取れる草です。

食べられないものは、毒草やそもそも食用に適していない「雑草」というものになり、これは人間が消化できず消化不良を起こす不要なものという扱いになります。

逆に、食べられるものは、「山菜」という扱いに変化し、「野草」とはとりあえず食べられるものか食べられないものかわからない場合、とりあえず山で取れた草だと述べる際に使用します。


「雑草」とは

「雑草」は、どこにでも寄生する、人間にとっては役に立たない草です。

役に立たないが故扱いも雑で、廃棄されるどうでもよい草です。

「山菜」と「野草」と「雑草」の違い

「雑草」だけが無価値であるとして「山菜」「野草」と比較した場合、明らかに仲間外れになります。

「山菜」は食用であるため、人間が食べることを重視しており、「野草」との違いは、「野草」は食べられる点と薬になる点があり、食べられないものもある点です。

よって「野草」「山菜」でもありつつ薬にもなる山に生息する草です。

「雑草」は、別にどこにでも生息ができるので山に生息してないものも当てはまります。

逆を返せば、薬になるものはもともと山に生息していた草をわざわざ持ち帰り自家繁殖することにより低地でも採取できるようにしたのです。

まとめ

「雑草」は、どこにでも生息する草なので無価値です。

逆に、「野草」は、食べることができるかもしれない点、薬になるかもしれない点で重宝されており、薬になるものは自家繁殖により自らの自宅で栽培され増やすことも行われています。

「山菜」も同様に食べるために自宅で栽培を行いますが、「山菜」は絶対に毒があってはいけません。

むろん毒がある植物で毒抜きをすれば食べることが可能なものがありますが、「山菜」などは灰汁こそ出ますが毒は出ないので毒があるものは「山菜」とはあまり呼びません。

なお、毒キノコのようなものは毒があっても飲食する手法がありますが、「山菜」とキノコは植物としての品種が全く異なりますので、キノコにおいては毒抜きの手法がきちんとあり、食用で食べるための方法があるので一応毒キノコでも食用可能なのですが、一般の方は絶対に毒キノコの毒抜きを行わないようにしましょう。

なぜなら、毒抜きはかなり技術を必要としており、わざわざ毒があるものを食べる必要性もありませんので、安全上毒キノコを食べるというのはやめましょう。