この記事では、「締め出す」と「閉め出す」と「閉め忘れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「締め出す」とは?
「締め出す」は「しめだす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある範囲内に立ち入らせない様にする」という意味で、人を退け外に出すことです。
2つ目は「ある組織内で活動できない様にする」という意味で、組織の一員の権利や役割を奪って除外することです。
上記に共通するのは「厳しくして外す」という意味です。
「締める」は「長い物を巻き付けて緩まない様に固く結ぶ」「態度や管理を厳しくする」という意味です。
「締め出す」の使い方
「締め出す」は動詞として「締め出す・締め出した」と使われたり、名詞として「締め出しにかかる」などと使われます。
基本的に、ある範囲内に人を立ち入らせない様にすることや、組織内で外して活動できない様にすることに使われる言葉です。
「締め出す」の例文
・『規約に違反した企業を業界から締め出す』
「閉め出す」とは?
「閉め出す」は「しめだす」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「入口を閉ざして中に立ち入れない様にする」という意味で、ドアや窓をなどをしっかり閉めて人を退けることです。
2つ目は「ドアにカギをかけて中に入れない様にする」という意味で、ドアや窓にカギをかけて絶対に中に入れない様にすることです。
上記に共通するのは「扉で遮って外す」という意味です。
「閉める」は「強く引っ張ったりひねったりして固定する」「鍵をかけて動かない様にする」という意味です。
「閉め出す」の使い方
「閉め出す」は動詞として「閉め出す・閉め出した」と使われたり、名詞として「閉め出しを食らう」などと使われます。
基本的に、入口を閉ざしたり鍵をかけたりして、人が中に入れない様にすることに使われる言葉です。
「閉め出す」の例文
・『子供が鍵をかけてしまい、ベランダに閉め出される』
「閉め忘れる」とは?
「閉め忘れる」は「しめわすれる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ついうっかり開けっ放しにすること」という意味で、ドアや元栓などを開けたまま放置することです。
2つ目は「ついうっかり鍵をかけずにいること」という意味で、外出時などにうっかり戸締りをせずに出かけてしまうことです。
上記に共通するのは「ついうっかり放置する」という意味です。
「閉め忘れる」の使い方
「閉め忘れる」は動詞として「閉め忘れる・忘れた」と使われたり、名詞として「ドアの閉め忘れに注意」などと使われます。
基本的に、ついうっかりドアや元栓を開けっ放しにすることや、鍵をかけず出かけてしまうことに使われる言葉です。
「閉め忘れる」の例文
・『旅行前にガスの元栓を閉め忘れる』
「締め出す」と「閉め出す」と「閉め忘れる」の違い
「締め出す」は「ある範囲内に人を立ち入らせない様にすること」「組織内で外して活動できない様にすること」という意味です。
「閉め出す」は「を閉ざしたり鍵をかけたりして、人が中に入れない様にすること」という意味です。
「閉め忘れる」は「ついうっかりドアや元栓を開けっ放しにすること」「鍵をかけず出かけてしまうこと」という意味です。
まとめ
今回は「締め出す」と「閉め出す」と「閉め忘れる」について紹介しました。
「締め出す」は「ある範囲から退ける」、「閉め出す」は「中に入れないようにする」、「閉め忘れる」は「開けっ放しにする」と覚えておきましょう。