「対処する」と「対応する」と「応対する」の違いとは?分かりやすく解釈

「対処する」と「対応する」と「応対する」の違い生活・教育

この記事では、「対処する」「対応する」「応対する」の違いを分かりやすく説明していきます。

「対処する」とは?

「対処する」「たいしょする」と読みます。

意味は「その時の状況やものごとの性質に合わせて適切に行動して落ち着かせること」という意味で、あることが生じた時に、状況やものごとの性質をよく判断し、適切に行動してさばくことです。

「対」「つい」とも読み「相手になって受け答えする」という意味、「処」「ところ」とも読み、「取り計らう」という意味、「対処」「相手になって受け答えして取り計らうこと」になります。


「対処する」の使い方

「対処する」は動詞として「対処する・した」と使われたり、副詞として「速やかに対処して事なきを得る」などと使われたりします。

基本的に、その時の状況やものごとの性質に合わせて正しく取り計らうことに使われる言葉です。


「対処する」の例文

・『敵チームからの攻撃に対処する』

「対応する」とは?

「対応する」「たいおうする」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「2つの同じ種類のものが向かいあっていること」という意味で、同じ種類のものがお互いに面している様子のことです。

2つ目は「相手の出方に合わせて行動すること」という意味で、相手がどの様な状態にあるのかを見極めてから行動することです。

上記に共通するのは「お互いが合う」という意味です。

「対応する」の使い方

「対応する」は動詞として「対応する・した」と使われたり、副詞として「対応して向上させる」などと使われたりします。

基本的に、2つの同種のものが面している状態や、相手がどの様に動くのかを見極め、それに合わせて行動することに使われる言葉です。

「対応する」の例文

・『問い合わせの内容別に対応する』

「応対する」とは?

「応対する」「おうたいする」と読みます。

意味は「相手になって受け答えすること」で、相手からの問いかけに対して話を聞いたり説明したりすることです。

「応」「こたえる」とも読み「問いや呼びかけにこたえる」という意味、「応対」「相手からの問いや呼びかけに受け答えすること」になります。

「応対する」の使い方

「応対する」は動詞として「応対する・した」と使われたり、副詞として「応対して説明する」などと使われます。

基本的に、相手からの問い合わせに対して受け答えすることに使われる言葉です。

「応対する」の例文

・『顧客からの問い合わせ電話に応対する』

「対処する」と「対応する」と「応対する」の違い

「対処する」「その時の状況やものごとの性質に合わせて正しく取り計らうこと」という意味です。

「対応する」「2つの同種のものが面している状態」「相手がどの様に動くのかを見極め、それに合わせて行動すること」という意味です。

「応対する」「相手からの問い合わせに対して受け答えすること」という意味です。

まとめ

今回は「対処する」「対応する」「応対する」について紹介しました。

「対処する」「適切に取り計らう」「対応する」「相手に合わせて行動する」「応対する」「相手に受け答えする」と覚えておきましょう。