「把握」と「掌握」と「支配」の違いとは?分かりやすく解釈

「把握」と「掌握」と「支配」の違い生活・教育

この記事では、「把握」「掌握」「支配」の違いを分かりやすく説明していきます。

「把握」とは?

物を掴むことや握りしめることを指し、転じて理解する、わかるという意味合いや、手に入れる、得ると言った意味にもなっています。

拳を把握するという言葉では手を握りしめるという意味。

状況を把握するという言葉では理解するという意味、政権を把握するという言葉では手に入れるという意味になっていますが、実際には理解するという意味合いと手に入れるという意味合いが多く使われており、現実的に手に握るケースで把握するという使い方は意味としては正しいですが用例はかなり少なくなっています。

位置を把握する、患者数を把握するなど理解する、知ると言った意味合いが特に使いやすいと言えます。


「掌握」とは?

手の中(掌)に握り持つこと。

自分の思うままに使いこなせる状態にしておくことを指す言葉で、状況を掌握するという使い方では理解し使いこなせると言った意味合いになります。

体積のあるものを掌握するという使い方はほとんどされていませんが、医療用語として使われています。

政権を掌握する、トレンドを掌握するなどと言った使い方があります。

組織に対して使われるケースが多くなっています。

そのため、動物では群れを掌握するというケースで使うことが出来ますが、主に人間社会において使うことが多い言葉と言えるでしょう。


「支配」とは

支配側に立つ者が命令や規律によって相手の行為や考え方などを決めていくこと、ある地域や国家などを権力下におくこと、競争のトップに立つことなどを指し、国を支配すると言った使い方や、社内政治を支配する、レースを支配するなどの使い方があります。

悪の支配者という言葉もあり、若干ネガティブな意味合いに捉えられる部分があります。

プロ野球チームでは一般には一軍と二軍を合わせた、1チームに所属する全選手のことを支配下登録選手と言いますが、チームの契約や登録に対する支配という意味合いが強いと言えるでしょう。

「把握」と「掌握」と「支配」の違い

把握と掌握は手に握るという意味合いが含まれていますが、物理的に物を持つというケースでこれらの言葉はあまり使われていない点が共通しており、把握が理解するという使い方をされるのに対し、掌握は思い通りに出来るという使い方になる事があり、把握の延長線上にある言葉が掌握ということが出来ます。

特に掌握は社会や組織に対してよく使われます。

支配は掌握に近い言葉ですが、手に持つなどの意味がなく、権力などによって思い通りに出来る立ち位置という意味もあり、支配者、支配人といった使い方もでき、支配人という言葉ではその人の持ち物といった意味合いになります。

まとめ

「把握」「掌握」「支配」は掌握と支配が他のものを思い通りにするというところで意味が近いですが、支配はトップに立つという意味もあります。

把握は理解すると言った意味合いで使われることが多く、握るという意味合いでは掌握とともにほぼ使われていません。