「取り組む」と「取り込む」と「行う」の違いとは?分かりやすく解釈

「取り組む」と「取り込む」と「行う」の違い生活・教育

この記事では、「取り組む」「取り込む」「行う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「取り組む」とは?

「取り組む」「とりくむ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「お互いに掴みあって勝負する」という意味で、相撲などでお互いの身体の一部を掴んで向き合う状態です。

2つ目は「全力でものごとに当たる」という意味で、あるものごとの為に一生懸命活動することです。

上記に共通するのは「しっかり向き合う」という意味です。


「取り組む」の使い方

「取り組む」は動詞として「取り組む・取り組んだ」と使われたり、副詞として「取り組んで参ります」などと使われたり、名詞として「新しい取り組み」などと使われます。

基本的に、日常で使われる場合、あるものごとに一生懸命当たることに使われる言葉です。


「取り組む」の例文

・『彼女はスタジオで新曲づくりに取り組んでいる』

「取り込む」とは?

「取り込む」「とりこむ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「外に出ている物を取って中に入れる」という意味で、洗濯物などをしまう行為のことです。

2つ目は「他の良いものを自分のものに使う」という意味で、他の良い部分を見習ってすることです。

3つ目は「人を上手く味方に付ける」という意味で、人に上手く言い寄って思い通りに動かすことです。

4つ目は「忙しくて落ち着かない状態」という意味で、予想外の出来事が起きてばたばたすることです。

上記に共通するのは「内側に入れる」という意味です。

「取り込む」の使い方

「取り込む」は動詞として「取り込む・取り込んだ」と使われたり、副詞として「取り込んでしまう」などと使われたり、名詞として「取り込み中」などと使われます。

基本的に、外にあるものを内側に入れることや、忙しくてばたばたすることに使われる言葉です。

「取り込む」の例文

・『大量の注文が入ってお店が取り込む』

「行う」とは?

「行う」「おこなう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものごとを実施する」という意味で、あることをする動作のことです。

2つ目は「仏教用語で修行すること」という意味です。

上記に共通するのは「ある動作をする」という意味です。

「行う」の使い方

「行う」は動詞として「行う・行った」と使われたり、名詞として「良い行い」などと使われます。

基本的に、あるものごとをする動作に使われる言葉です。

「行う」の例文

・『3月10日に卒業式を行う』

「取り組む」と「取り込む」と「行う」の違い

「取り組む」「あるものごとに一生懸命当たること」という意味です。

「取り込む」「外にあるものを内側に入れること」「忙しくてばたばたすること」という意味です。

「行う」「あるものごとをする動作」という意味です。

まとめ

今回は「取り組む」「取り込む」「行う」について紹介しました。

「取り組む」「一生懸命当たる」「取り込む」「中に入れる」「ばたばたする」「行う」「あることをする」と覚えておきましょう。