みなさんは「アルバイト」「派遣」「パート」という職種がどのようなものかご存知でしょうか?
そこでこの記事では「アルバイト」と「派遣」と「パート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アルバイト」とは?
「アルバイト」はドイツ語の「Arbeit」が元となっており、「労働」という意味を持ちます。
この「アルバイト」とは「学生を中心に内職で稼くこと」や「そのようなことをする人のこと」を意味しています。
尚、近年では、「本業のかたわら働くこと」という意味合いでも使われています。
「アルバイト」の例文
ここで「アルバイト」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には次のような文章が挙げられます。
・『彼は高校生の時から、あのカフェでアルバイトをしているんだ』
・『田中君って、3年間アルバイトして300万円も貯めたって。すごいよね』
「派遣」とは?
「派遣」は「はけん」という読み方になります。
この「派遣」とは、「派遣元である派遣会社と雇用契約を結んで、実際に働く派遣先である企業で仕事をする働き方のこと」を意味しています。
雇用主は派遣先の企業ではなく、派遣会社と雇用契約を結ぶことになるため、給与支払いや福利厚生などは派遣会社が行っています。
また、派遣社員は派遣会社に登録する必要がある一方で、就業先紹介・就業中サポート・採用交渉などを派遣会社がフォロー・サポートをしてくれる点がメリットでもあるのです。
「派遣」の例文
ここで、「派遣」の例文を見て行きましょう。
具体的な使い方は以下の通りです。
・『私は企業に就職せずに派遣会社に登録して今の仕事に就いています』
・『この会社に派遣社員として仕事をしていますが、私のスキルアップ・キャリアアップのために他の会社に変わりたいとも考えているところです』
「パート」とは
「パート」は元々、英語の「part time」が語源となっています。
この「パート」とは「正規の労働時間として定められた就業時間と比べて、日・週・月あたりで短い時間内で働く仕事のこと」です。
「パート」の例文
「パート」の例文では、次のような文章が挙げられます。
・『私は午前中にパートで近所のスーパーでレジの仕事をしていますが、夜は居酒屋でも働いています』
・『私は夫の扶養になっているので、パートで稼ぐことができる収入は年103万円未満にしなくてはならないの』
「アルバイト」と「派遣」と「パート」の違い
ここで「アルバイト」と「派遣」と「パート」の違いを見て行きましょう。
「パートタイム労働法」という法律がありますが、これによると「アルバイト」「パート」の定義は「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される正社員の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」となっています。
しかし、この2つの職種に明確に区別する定義はありません。
「派遣」は「派遣会社と雇用契約を結び派遣先企業で就業する働き方」なので、「アルバイト」「パート」と明確な違いがあります。
まとめ
ここまで「アルバイト」「派遣」「パート」の意味と違いを説明してきましたが、ワークスタイルが多様化している中で、しっかりとチェックしておきたい言葉です。