「旅行」と「帰省」と「帰郷」の違いとは?分かりやすく解釈

「旅行」と「帰省」と「帰郷」の違い生活・教育

この記事では、旅の性質や目的地を左右する「旅行」「帰省」「帰郷」の違いを分かりやすく説明していきます。

「旅行」とは?

見物、保養、観光などのレジャーや寺社仏閣への参拝、新たに住む土地の調査や会社のための調査で家を離れて他の土地へ行くことを指す言葉で、目的地は予算の範囲内であればある程度自由に決めることができます。

新しく結婚した夫婦が向かう新婚旅行、観光を主体とした観光旅行、漫画家、小説家など作家が行くタイプの取材旅行などの言葉があります。

場所を指す言葉を付ける場合もあり北海道旅行など地名をつけるケース、複数の外国を回る世界旅行、実現に近づきつつある宇宙旅行という言葉があります。

概念としては時間旅行という言葉は本や映像資料によって主に過去、または未来に向かう旅となります。


「帰省」とは?

郷里(実家)に帰る旅行をすること。

また、郷里に帰って父母を見舞う、墓参りをすることで、帰郷と辞書に表記されている場合もあり同じ意味ととることも出来ます。

実家ぐらしであれば実家の親に対して帰省する必要はなく、父方か母方のどちらかの家に帰省すればよいということになります。

帰省シーズンはお盆の時期と正月です。

実家が引っ越した場合は引っ越した先に行くことが帰省と言え、離れている家族に会うということが大きな目的と言えるでしょう。

なお、単身赴任先に家族が訪れることは郷里や実家ではないため、帰省とは言わないケースが多いです。


「帰郷」とは

故郷に帰ることで、帰省と全く同じ意味合いも持っていますが、帰郷シーズンなどという使い方はせず、言葉としては帰省の方が多く使われています。

もう一方の意味では旅行ではなく、故郷に定住するという意味合いも持っています。

家族が亡くなっている場合でも生まれた土地には特別な感情がある場合もあり、帰郷する理由になりえます。

帰郷の場合は生まれ育った地から離れた生活をしていたことが発生の条件と言えます。

「旅行」と「帰省」と「帰郷」の違い

他の地へ向かうことを指す旅行は目的はある程度自由に決められ、場所も決めることが出来る物が多く、そのどちらも自分で出来ない社員旅行などは例外的です。

帰省は行く先が故郷、実家に決まっており、離れている家族に顔を見せることが基本の目的となり、そこからレジャーへ行くこともありえます。

帰郷は帰省と同じ意味もありますが、実家を離れて活動していた土地から、再び実家のある土地に定住することを指すケースも有り、この場合は旅行というよりは移住ということができ、人生としてもかなりの転機と言える場合が多いです。

まとめ

旅行にはある程度の自由がありますが帰省は家族に顔を見せるためのものという大きな目的があり、お墓参りも含めてそれが果たせないと帰省とは言い難いものがあります。

帰郷は故郷に帰ることで、実家ぐらしの未婚である場合はそのものはできない概念でもあり、一生故郷で暮らすことも帰郷と言います。