この記事では、「超過」と「経過」と「過度」の違いを分かりやすく説明していきます。
「超過」とは?
「超過」は「ちょうか」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「数量や時間が、定められた限度を上回ること」という意味で、一定の数値を超えることです。
2つ目は「あるものより能力が上回ること」という意味で、他の物よりも優れて先を行くことです。
上記に共通するのは「上回る」という意味です。
「超過」の使い方
「超過」は名詞として「超過する・した」「超過料金」「超過勤務」「超過分」などと使われたり、副詞として「既に超過している」などと使われます。
基本的に、数量や時間などが一定の数値を上回ることに使われる言葉です。
「超過」の例文
・『カラオケで盛り上がり過ぎて超過料金が発生する』
「経過」とは?
「経過」は「けいか」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「時間が過ぎること」という意味で、自然に時が流れていくことです。
2つ目は「あるものごとの進行や変化の成り行き」という意味で、一定期間内におけるものごとの変化の様子のことです。
3つ目は「ある場所や段階を越えること」という意味で、ある地点を通り過ぎることです。
上記に共通するのは「時間が流れる」という意味です。
「経過」の使い方
「経過」は名詞として「経過する・した」「経過を見る」「経過観察」「途中経過」などと使われたりします。
基本的に、時間が流れることや、あるものごとの進み具合や変化の成り行きについて使われる言葉です。
「経過」の例文
・『スマホで試合の途中経過を調べる』
「過度」とは?
「過度」は「かど」と読みま。
意味は「程度が過ぎること」で、適切と思われる程度を超えている状態のことです。
「過」は「ある範囲や規準を超える」という意味、「度」は「ほどあい」という意味、「過度」で「ほどあいがある範囲や規準を超えること」になります。
「過度」の使い方
「過度」は名詞・形容動詞として「過度だ・である」と使われたり、形容詞として「過度なストレス」「過度な飲酒」などと使われたり、副詞として「過度に労働する」などと使われたりします。
基本的に、ものごとの程度がある範囲や基準を超えることに使われる言葉です。
「過度」の例文
・『面接で過度の緊張から貧血を起こす』
「超過」と「経過」と「過度」の違い
「超過」は「数量や時間などが一定の数値を上回ること」という意味です。
「経過」は「時間が流れること」「あるものごとの進み具合や変化の成り行き」という意味です。
「過度」は「ものごとの程度がある範囲や基準を超えること」という意味です。
まとめ
今回は「超過」と「経過」と「過度」について紹介しました。
「超過」は「一定の数値を上回る」、「経過」は「時間が流れることやその成り行き」、「過度」は「程度が過ぎること」と覚えておきましょう。