この記事では、「大胆」と「豪胆」と「不敵」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大胆」とは?
「大胆」は「だいたん」と読みます。
「大胆」は、「度胸が据わっていること。
思い切りよくやってのけること。
その様子」という意味があります。
「大胆」の言葉の使い方
アパレルショップで、「このデザインをしたファッションデザイナーの度胸が据わっているな」と感じるようなデザインの服を見ることがあるかもしれません。
このような服は「大胆なデザインの服」と言うことができます。
また、たくさんの人が集まる会議の席で、思い切りのいい意見を言った場合は、「大胆な意見を述べる」などと表現することができます。
「豪胆」とは?
「豪胆」は「ごうたん」と読みます。
「豪胆」には、「度胸が据わっていて物に動じないこと。
肝が太いこと」という意味があります。
何かをするときに、いつでも度胸が据わっていて、動じるところのないような人に対して、「豪胆」という言葉を使います。
「豪胆」の言葉の使い方
重圧のかかるプレゼンのような場面で、まるで動じるそぶりを見せず、思うままに発表をしていく同僚を見たとき、「豪胆な同僚が見事なプレゼンを見せる」などと表現することができそうです。
また、肝が太いと感じるような友達がいる場合は、「私の友達は豪胆だ」などという文章にできます。
「不敵」とは?
「不敵」は「ふてき」と読みます。
「不敵」には、「敵を何とも思わないこと。
大胆で恐れを知らないこと」という意味があります。
さらに「乱暴で無法なこと」という意味もあります。
「不敵」の言葉の使い方
沢山の敵に囲まれているのに、なんとも思わずにいつも通りに作業ができる人は、「不敵な人」と言うことができます。
そのような人が笑顔になる場合、「不敵な笑みを浮かべる」などと言われます。
さらに、大胆で恐れを知らないような人のことを、「不敵者(ふてきもの)」と呼ぶことがあります。
「大胆」と「豪胆」と「不敵」の違い
「大胆」は、「度胸が据わっていること。
思い切りよくやってのけること。
その様子」という意味があります。
次に「豪胆」には、「度胸が据わっていて物に動じないこと。
肝が太いこと」という意味があります。
「不敵」には、「敵を何とも思わないこと。
大胆で恐れを知らないこと」という意味があります。
このように、この3つの言葉は、度胸が据わっている人に対する言葉になります。
ただし、「大胆」は「思い切りがいい」という印象が強く、「豪胆」は「肝が太い」という印象が強い言葉になります。
さらに「不敵」は、「恐れ知らず」の印象が強い言葉と言えるでしょう。
度胸が据わっていると感じられる人を見たとき、思い切りが良ければ「大胆」、気もが太いと感じたら「豪胆」、恐れ知らずと感じたら「不敵」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
「大胆」と「豪胆」と「不敵」の違いについて見てきました。
3つの言葉には、与える印象の違いがあります。
違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。