この記事では、「自負」と「自覚」と「自信」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自負」とは?
「自負」は「じふ」と読みます。
意味は「自分の知識や能力、功績に自信と誇りを持つこと」で、自分の才能やしてきたことを誇らしく思うことです。
「自」は「みずから」とも読み、「自分自身で」という意味、「負」は「おう・まける」とも読み「後ろ盾とする」「頼みとする」という意味、「自負」で「自分自身を頼みとすること」になります。
「自負」の使い方
「自負」は名詞として「自負する・した」「自負がある」などと使われたり、副詞として「自負しております」と使われたりします。
基本的に、自分の才能や功績などに自信と誇りを持つことに使われる言葉です。
「自負」の例文
・『自分はプロのタクシードライバーであると自負している』
「自覚」とは?
「自覚」は「じかく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分の置かれている立場や状態を理解すること」という意味で、自分が今どの様な状況にあるのかをはっきり知ることです。
2つ目は「自分の価値や能力などを正しく理解すること」という意味で、自分がどれほどの存在であるかをはっきり知ることです。
3つ目は「仏教用語で、自ら迷いを断ち悟りを開くこと」という意味です。
上記に共通するのは「自分で理解する」という意味です。
「自覚」の使い方
「自覚」は名詞として「自覚する・した」「自覚が足りない」などと使われたり、副詞として「自覚して行動する」などと使われたりします。
基本的に、自分の置かれている立場や状況を理解することや、自分の価値を理解することに使われる言葉です。
「自覚」の例文
・『彼には社会人としての自覚が足りない』
「自信」とは?
「自信」は「じしん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分に能力や価値があると信じること」という意味で、自分には能力がある、価値があると思うことです。
2つ目は「自分の行動や考え方が正しいと信じること」という意味で、自分のやることは正しいと思うことです。
上記に共通するのは「自分で自分を信じる」という意味です。
「自信」の使い方
「自信」は名詞として「自信がある・ない」「自信を持つ」「自信にあふれる」「自信過剰」などと使われます。
基本的に、自分に能力や価値があると信じることや、自分の行動や考え方は正しいと信じることに使われる言葉です。
「自信」の例文
・『彼は自信たっぷりに大丈夫だと言った』
「自負」と「自覚」と「自信」の違い
「自負」は「自分の才能や功績などに自信と誇りを持つこと」という意味です。
「自覚」は「自分の置かれている立場や状況を理解すること」「自分の価値を理解すること」という意味です。
「自信」は「自分に能力や価値があると信じること」「自分の行動や考え方は正しいと信じること」という意味です。
まとめ
今回は「自負」と「自覚」と「自信」について紹介しました。
「自負」は「自信と誇りを持つ」、「自覚」は「自分の立場や価値を理解する」、「自信」は「自分を信じる」と覚えておきましょう。