この記事では、「気安い」と「気軽」と「心安い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気安い」とは?
「気安い」は「きやすい」と読み意味は以下の通りです。
1つ目は「遠慮する必要がない」という意味で、ある行動をする時に相手や周囲に対して気を遣わずに済むことです。
2つ目は「伸び伸びとすごせる」という意味で、ある場所の雰囲気や自分の置かれた状態が、自由で楽ができる様子のことです。
上記に共通するのは「遠慮がいらない」という意味です。
「気安い」の使い方
「気安い」は形容詞として使われたり、副詞として「気安く請け負う」などと使われたり、名詞として「気安さが売り」などと使われたりします。
基本的に、相手や周囲に対して遠慮する必要がなく、気持ちが楽に感じる様子に使われる言葉です。
「気安い」の例文
・『彼女にはお願いごとを気安く頼める』
「気軽」とは?
「気軽」は「きがる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「面倒くさがらずに行動すること」という意味で、こだわったり面倒臭がったりせずに動ける様子のことです。
2つ目は「堅苦しくなくて気持ちが楽なこと」という意味で、「気安い」と同じ意味です。
上記に共通するのは「面倒なことがない」という意味です。
「気軽」の使い方
「気軽」は名詞・形容動詞として「気軽だ・である」と使われたり、形容詞として「気軽な服装」などと使われたり、名詞として「気軽さが大人気」などと使われたりします。
基本的に、面倒なことやこだわりがなく、気持ちが楽に感じる様子に使われる言葉です。
「気軽」の例文
・『何か御用がありましたらお気軽にお申しつけ下さい』
「心安い」とは?
「心安い」は「こころやすい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「親しみやすく遠慮のないこと」という意味で、お互い気心が知れている関係のことです。
2つ目は「気掛かりがなく安心できること」という意味で、何も心配せずに安らかなことです。
3つ目は「いともたやすい」という意味で、簡単に何かすることです。
上記に共通するのは「親しみやすい」という意味です。
「心安い」の使い方
「心安い」は形容詞として使われたり、副詞として「心安く引き受ける」などと使われたり、名詞として「心安さを感じる」などと使われたりします。
基本的に、親しみやすくて気持ちが楽に感じる様子に使われる言葉です。
「心安い」の例文
・『彼とは10年来の心安い関係だ』
「気安い」と「気軽」と「心安い」の違い
「気安い」は「相手や周囲に対して遠慮する必要がなく、気持ちが楽に感じる様子」という意味です。
「気軽」は「面倒なことやこだわりがなく、気持ちが楽に感じる様子」という意味です。
「心安い」は「親しみやすくて気持ちが楽に感じる様子」という意味です。
まとめ
今回は「気安い」と「気軽」と「心安い」について紹介しました。
「気安い」は「遠慮せずに済む」、「気軽」は「面倒がない」、「心安い」は「親しみやすい」と覚えておきましょう。