「本音」と「わがまま」と「本心」の違いとは?分かりやすく解釈

「本音」と「わがまま」と「本心」の違い生活・教育

この記事では、「本音」「わがまま」「本心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「本音」とは?

「本音」「ほんね」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「本来の音色」という元の意味で、楽器や自然現象などが持っている本来の音のことです。

2つ目は転じて「自分の本当の気持ちを言葉にしたもの」という意味で、心の中に思っている嘘偽りない気持ちから発せられる言葉のことです。

上記に共通するのは「本当の音」という意味です。


「本音」の使い方

「本音」は名詞として「本音を言う・言った」「本音を吐く・吐いた」「本音が出る・出た」などと使われます。

基本的に、物が持っている本来の音色のことや、転じて人が心に持っている本当の気持ちから出る言葉として使われます。


「本音」の例文

・『彼を問い詰めたところやっと本音を吐いた』

「わがまま」とは?

「わがまま」「我が儘」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は、代名詞「わ」+助詞「が」+名詞「まま」で成り立つ連語で、「自分の思いのまま」という意味です。

2つ目は転じて「自分の思い通りに振舞うこと」という意味で、自分がやりたいと思う通りに行動する様子のことです。

3つ目は更に転じて「人の迷惑を考えずに勝手に振舞うこと」という意味で、人が嫌な思いをしても関係なく自分の都合のいい様に行動することです。

上記に共通するのは「自分の思いのまま」という意味です。

「わがまま」の使い方

「わがまま」は名詞・形容動詞として「わがままだ・である」「わがままを言う・言った」などと使われたり、形容詞として「わがままな奴」などと使われたり、副詞として「わがままに育つ」などと使われたりします。

基本的に、自分の思い通りに振舞うことや、転じて人の迷惑を考えず自分の意見を押し通すことに使われる言葉です。

「わがまま」の例文

・『彼女のわがままに振り回されてへとへとだ』

「本心」とは?

「本心」「ほんしん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「真実の気持ち」という意味で、本当に思っていることです。

2つ目は「本来持つべき正しい心」という意味で、人の良心のことです。

3つ目は「正気」という意味で、意識が正常な状態のことです。

上記に共通するのは「本当の心」という意味です。

「本心」の使い方

「本心」は名詞として「本心を打ち明ける・打ち明けた」「本心から言う・言った」「本心に返る・返った」「本心を失う・失った」などと使われます。

基本的に、その人が持っている真実の気持ちや、正しい気持ちのことに使われる言葉です。

「本心」の例文

・『同僚に実は転職したいと本心を打ち明けた』

「本音」と「わがまま」と「本心」の違い

「本音」「物が持っている本来の音色のこと」「人が心に持っている本当の気持ちから出る言葉」という意味です。

「わがまま」「自分の思い通りに振舞うこと」「人の迷惑を考えず自分の意見を押し通すこと」という意味です。

「本心」「その人が持っている真実の気持ちや、正しい気持ちのこと」という意味です。

まとめ

今回は「本音」「わがまま」「本心」について紹介しました。

「本音」「本当の気持ちを言う」「わがまま」「思い通り振る舞う」「本心」「真実の気持ち」と覚えておきましょう。