この記事では、「きっちり」と「ぴったり」と「しっかり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「きっちり」とは?
「きっちり」の意味は以下の通りです。
1つ目は「隙間やズレが全くない様子」という意味で、少しも差異がないことです。
2つ目は「時間や数量が丁度の様子」という意味で、多かったり足りなかったりしないことです。
3つ目は「ものごとを確実に行う様子」という意味で、必ずそうすることです。
4つ目は「全く乱れず整っている様子」という意味で、少しも乱れた部分がないことです。
上記に共通するのは「ズレがない」という意味です。
「きっちり」の使い方
「きっちり」は名詞・形容動詞として「きっちりだ・である」と使われたり、副詞として「きっちり決める」などと使われたりします。
基本的に、ズレや乱れがなく、ある状態に定められている様子に使われる言葉です。
「きっちり」の例文
・『きっちり時間に合わせて帰宅する』
「ぴったり」とは?
「ぴったり」の意味は以下の通りです。
1つ目は「隙間なく密着しているようす」という意味で、ある物にくっついていることです。
2つ目は「少しの違いもない様子」といういみで、完全に当てはまることです。
3つ目は「急に止まり切ること」という意味で、動いているものが急に止まることです。
上記に共通するのは「動かない」という意味です。
「ぴったり」の使い方
「ぴったり」は名詞・形容動詞として「ぴったりだ・である」と使われたり、副詞として「ぴったり合う」などと使われます。
基本的に、ある物に密着していて動かない様子に使われる言葉です。
「ぴったり」の例文
・『残高の計算がぴったり合う』
「しっかり」とは?
「しっかり」の意味は以下の通りです。
1つ目は「基礎が固く安定している様子」という意味で、芯が確実でゆるぎないことです。
2つ目は「堅実で信用できる様子」という意味で、人柄や内容などが確かで信じられることです。
3つ目は「気持ちを引き締める様子」という意味で、自覚を持つことです。
4つ目は「健全な意識がある様子」という意味で、人が健康的に問題ないことです。
上記に共通するのは「ゆるぎない」という意味です。
「しっかり」の使い方
「しっかり」は副詞として「しっかりする・した」「しっかり勉強する・した」などと使われます。
基本的に、堅実でゆるぎなく、信頼できる様子に使われる言葉です。
「しっかり」の例文
・『犬の散歩の時にはリードをしっかりと握る』
「きっちり」と「ぴったり」と「しっかり」の違い
「きっちり」は「ズレや乱れがなく、ある状態に定められている様子」という意味です。
「ぴったり」は「ある物に密着していて動かない様子」という意味です。
「しっかり」は「堅実でゆるぎなく、信頼できる様子」という意味です。
まとめ
今回は「きっちり」と「ぴったり」と「しっかり」について紹介しました。
「きっちり」は「ズレがない」、「ぴったり」は「密着している」、「しっかり」は「揺るがない」と覚えておきましょう。