この記事では、「学童」と「児童」と「生徒」の違いを分かりやすく説明していきます。
「学童」とは?
「学童」は「がくどう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「小学校に通う子供のこと」という意味で、法律で権利として認められた小学校に通い、初等教育を受けている子供のことです。
2つ目は「市町村に設置されている、小学生の一時保育施設」という意味で、「学童保育」とも言い、地方自治体などにより運営されている、学校が終わってから両親が帰宅するまで子供を預かる施設のことです。
上記に共通するのは「小学生」というイ意味です。
「学童」の使い方
「学童」は名詞・形容動詞として「学童だ・である」「学童保育」「学童疎開」などと使われたり、形容詞として「学童の」と使われたりします。
基本的に、小学校に通って教育を受けている子供や、それに関連するサービスに使われる言葉です。
「学童」の例文
・『午後3時を過ぎると学童の集団下校が始まる』
「児童」とは?
「児童」は「じどう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「心身共に成人になっていない子供」という意味で、これから成長する子供のことです。
2つ目は「学校教育法で、満6歳~12歳の子供」という意味で、小学校に通う子供の総称です。
3つ目は「児童福祉法で、満18歳未満の者」という意味で、更に乳児・幼児・少年に分類されます。
上記に共通するのは「十分に成長していない子供」という意味です。
「児童」の使い方
「児童」は名詞・形容動詞として「児童だ・である」「児童向け」「児童館」などと使われたり、形容詞として「児童の」と使われたりします。
基本的に、心身共に十分に成長していない子供のことや、法律で定められた年齢の子供に使われる言葉です。
「児童」の例文
・『トラックが登校中の児童の列に突っ込むという事故が起きた』
「生徒」とは?
「生徒」は「せいと」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「中学校・高校で教育を受ける子供」という意味で、小学校の「児童」、大学の「学生」に対して使われます。
2つ目は「学校などで学習する者」という意味で、英会話スクールや料理教室など、私設の学校に通って教えを受けている人のことです。
上記に共通するのは「ある場所で学ぶ」という意味です。
「生徒」の使い方
「生徒」は名詞・形容動詞として「生徒だ・である」「生徒会」「生徒手帳」などと使われたり、形容詞として「生徒の」と使われたりします。
基本的に、様々な学校で教えを受けている人に使われる言葉です。
「生徒」の例文
・『運動会では生徒達のいきいきとした表情が見られた』
「学童」と「児童」と「生徒」の違い
「学童」は「小学校に通って教育を受けている子供や、それに関連するサービス」という意味です。
「児童」は「心身共に十分に成長していない子供のこと」「法律で定められた年齢の子供」という意味です。
「生徒」は「様々な学校で教えを受けている人」という意味です。
まとめ
今回は「学童」と「児童」と「生徒」について紹介しました。
「学童」は「小学生」、「児童」は「成長していない子供、「生徒」は「教えを受ける人」と覚えておきましょう。