この記事では、「関心」と「興味」と「感心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「関心」とは?
「関心」は「かんしん」と読みます。
意味は、「あるものごとに特に気を引かれ、注意を持って見守ること」で、そのものごとが好き・嫌いに関係なく、動向が気になることです。
「関」は「かかわる」とも読み、「つながりを持つ」という意味、「関心」で「心のつながりを持つこと」になります。
「関心」の使い方
「関心」は名詞として「関心を持つ・持った」「関心がある・ない」などと使われます。
基本的に、好き・嫌いに関係なく、あるものごとの動向が気になり、注意を持って見守ることに使われる言葉です。
「関心」の例文
・『米国と中国の首相会談の結果に関心を持つ』
「興味」とは?
「興味」は「きょうみ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとが感じさせるおもしろみ」という意味で、そのものごとに深みや味わいを感じることです。
2つ目は「ある対象に特別注目すること」という意味で、そのものごとが好きで、よく知りたい、注目したいと思うことです。
3つ目は「心理学用語で、あるものに価値を見出し、自ら関わろうとする心理的傾向」という意味です。
上記に共通するのは「自分から好きになる」という意味です。
「興味」の使い方
「興味」は名詞として「興味を持つ・持った」「興味を引く・引いた」などと使われます。
基本的に、あるものごとを好んで、積極的に関わろうと思うことに使われる言葉です。
「興味」の例文
・『最近彼は動画配信に興味を持っている』
「感心」とは?
「感心」は「かんしん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「立派な行為を見て強く心を動かされること」という意味で、素晴らしい行為であると褒める気持ちを持つことです。
2つ目は「優れた技量を高く評価すること」という意味で、素晴らしいものに対して心から認めて評価することです。
3つ目は「皮肉の意味であきれること」という意味で、逆説的に使われます。
上記に共通するのは「相手を評価する」という意味です。
「感心」の使い方
「感心」は名詞・形容動詞として「感心だ・である」と使われたり、形容詞として「感心な」と使われたり、副詞として「感心に」と使われたりします。
基本的に、ある行為を技量に対して、素晴らしいと高く評価してほめる気持ちに使われる言葉です。
「感心」の例文
・『短期間でよくもここまで準備したと感心する』
「関心」と「興味」と「感心」の違い
「関心」は「好き・嫌いに関係なく、あるものごとの動向が気になり、注意を持って見守ること」という意味です。
「興味」は「あるものごとを好んで、積極的に関わろうと思うこと」という意味です。
「感心」は「ある行為を技量に対して、素晴らしいと高く評価してほめる気持ち」という意味です。
まとめ
今回は「関心」と「興味」と「感心」について紹介しました。
「関心」は「動向が気になる」、「興味」は「好んで関わる」、「感心」は「高く評価する」と覚えておきましょう。