「共用」と「供用」と「共有」の違いとは?分かりやすく解釈

「共用」と「供用」と「共有」の違いとは?生活・教育

この記事では、「共用」「供用」「共有」の違いを分かりやすく説明していきます。

「共用」とは?

「共用」「きょうよう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「2人以上が一緒に使うこと」という意味で、一つの物を2人以上で融通し合って使うことです。

2つ目は「2種類以上の物に共通して使えること」という意味で、一つの物が、2種類以上の物や事柄に使用可能なことです。

上記に共通するのは「2つ以上に適する」という意味です。


「共用」の使い方

「共用」は名詞として「共用する・した」と使われたり、形容詞として「共用の」と使われたり、副詞として「共用して」と使われたりします。

基本的に、1つの物を2人以上で使うことや、1つの物が2種類以上に使えることに使われる言葉です。


「共用」の例文

・『コロナ禍で、事務用品を共用するのは禁止になりました』

「供用」とは?

「供用」「きょうよう」と読みます。

意味は「多くの人が使用する為に差し出すこと」で、誰かが所有している物を、多くの人が使える様に提供することです。

「供」「そなえる」とも読み、「差し出して役立てる」という意味です。

「供用」の使い方

「供用」は名詞として「供用する・した」と使われたり、形容詞として「供用の」と使われたり、福祉として「供用して」と使われたりします。

基本的に、誰かが保持・管理しているものを、多くの人が使える様に差し出すことに使われる言葉です。

「供用」の例文

・『廃校を災害時の簡易宿泊所として供用する』

「共有」とは?

「共有」「きょうゆう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「1つの物を2人以上が平等に持つこと」という意味で、1つの物に対して持ち主が2人以上いることです。

2つ目は「2人以上で、一つのものを所有して分け合うこと」という意味です。

上記に共通するのは「2人以上で持つ」という意味です。

「共有」の使い方

「共有」は名詞として「共有する・した」と使われたり、形容詞として「共有の」と使われたり、副詞として「共有して」と使われたりします。

基本的に、1つの物に対して2人以上が平等な所有権を持つことに使われる言葉です。

「共有」の例文

・『友達の浮気現場を見てしまい、秘密を共有することになった』

「共用」と「供用」と「共有」の違い

「共用」「1つの物を2人以上で使うこと」「1つの物が2種類以上に使えること」という意味です。

「供用」「誰かが保持・管理しているものを、多くの人が使える様に差し出すこと」という意味です。

「共有」「1つの物に対して2人以上が平等な所有権を持つこと」という意味です。

まとめ

今回は「共用」「供用」「共有」について紹介しました。

「共用」「2人以上、2種類以上で使う」「供用」「大勢で使う為に差し出す」「共有」「平等に持つ」と覚えておきましょう。