この記事では、「優柔不断」と「慎重」と「心配性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「優柔不断」とは?
「優柔不断」は「ゆうじゅうふだん」と読みます。
意味は、「いつまでも決断できずに、ぐずぐずと悩んでいる様子のこと」で、気が弱かったり、自分に自信がないなどで、ものごとをすぐにきっぱりと決められず、いつまでもどうしようかとぐずぐず迷っていることです。
「優柔」は「ぐずぐずして決断力が鈍いこと」「気が弱くてはきはきしないこと」という意味、「不断」は「決断力に欠けること」という意味です。
「優柔不断」の使い方
「優柔不断」は名詞・形容動詞として「優柔不断だ・である」と使われたり、形容詞として「優柔不断な」と使われたり、副詞として「優柔不断に」と使われたりします。
基本的に、ものごとがいつまでも決断できずに、ぐずぐずと悩んだり、迷ったりする性格に使われる言葉です。
「優柔不断」の例文
・『優柔不断な上司の下に就くと、仕事がスムーズに進まずに苦労する』
「慎重」とは?
「慎重」は「しんちょう」と読みます。
意味は「注意深くて、軽はずみな行動をしないこと」で、失敗したり後悔しない様に、用心深く考えて行動する様子のことです。
「慎」は「つつしむ」とも読み「手落ちのない様に気を配ること」という意味、「重」は「おもい」とも読み「軽々しくしない」という意味、「慎重」で「手落ちの内容に気を配り、軽々しく行動しないこと」になります。
「慎重」の使い方
「慎重」は名詞・形容動詞として「慎重だ・である」と使われたり、形容詞として「慎重な」と使われたり、副詞として「慎重に」と使われたりします。
基本的に、失敗しない様に気を配り、軽々しく行動しないことに使われる言葉です。
「慎重」の例文
・『化石の発掘作業は、壊さない様に慎重に進めていく必要がある』
「心配性」とは?
「心配性」は「しんぱいしょう」と読みます。
意味は「ちょっとしたことをいちいち気にかける性質」という意味で、他の人にとって何でもないことでも、気になって悩んだり、迷ったりする性格にことです。
「心配」は「気に掛けること」という意味、「性」は「さが」とも読み「生まれつきの性質」という意味、「心配性」で「生まれつき気に掛ける性質」になります。
「心配性」の使い方
「心配性」は名詞・形容動詞として「心配性だ・である」と使われたり、形容詞として「心配性の」と使われたりします。
基本的に、小さなことでもすぐに気に掛けて、悩んだり迷ったりする性格に使われる言葉です。
「心配性」の例文
・『祖母は心配性で、私が一人暮らしを始めてから毎日の様に電話をかけてくる』
「優柔不断」と「慎重」と「心配性」の違い
「優柔不断」は「ものごとがいつまでも決断できずに、ぐずぐずと悩んだり、迷ったりする性格」という意味です。
「慎重」は「失敗しない様に気を配り、軽々しく行動しないこと」という意味です。
「心配性」は「小さなことでもすぐに気に掛けて、悩んだり迷ったりする性格」という意味です。
まとめ
今回は「優柔不断」と「慎重」と「心配性」について紹介しました。
「優柔不断」は「決断できない」、「慎重」は「用心深い」、「心配性」は「すぐ気に掛ける」と覚えておきましょう。