「豊富」と「抱負」と「抱負」の違いとは?分かりやすく解釈

「豊富」と「抱負」と「抱負」の違いとは?生活・教育

日本語には読み方は同じでも意味が違う言葉、また違う読み方でも似たような意味を持つ言葉があります。

その中で「豊富」「抱負」「目標」という三つの言葉の関係があります。

これらは一体どこがどう違うのでしょうか。

この記事では、「豊富」「抱負」「目標」の違いを分かりやすく説明していきます。

「豊富」【ほうふ】とは?

「豊富」とは、多くあること、豊かにあることを指しています。

豊かに富(財産)があることを表した言葉で、一般的には多くあることでプラスになるようなことに対して使われる言葉です。

たとえば、この地域は緑が豊富にあるとかこの国は資源が豊富にあるなどと言ったりします。

また、形あるもの目に見えるものだけに使われる言葉ではなく、知識や経験といったことに対しても使われる言葉です。


「豊富」の例文

・『豊富な知識を武器にコメンテーターとして活躍している』
・『国の経済を安定させるためには豊富な資源が必要だ』
・『彼はこの分野に関しては豊富な経験を持っている』


「抱負」【ほうふ】とは?

「抱負」とは、心に抱いている決意や目標といった意味合いです。

言葉の中の「負」の字のここでの意味は、負けるとか負の遺産といったマイナスのことではなく、背負うとか引き受ける何かを担うといった意味合いです。

ですから「抱負」は心に抱き背負っていることといった言葉です。

「抱負」の例文

・『今年の抱負を日記に書きました』
・『抱負を持つことだけで満足して結局何もできなかった』
・『抱負を大勢の前で宣言することで自分を追い詰めるという方法』

「目標」【もくひょう】とは?

「目標」とは、何かを達成するためにつけた印を意味した言葉です。

たとえば10キロメートルの距離を走る時に、はじめから10キロメートルだけを目指しては遠く感じます。

ですが、まずは1キロメートル目指して、着いたらまた1キロメートル目指してといった風に細かく目標を設定することで集中力を続かせます。

「目標」の例文

・『ダイエットを成功させるための目標を決めよう』
・『目標は達成できるような設定にすると良いと誰かに聞いたことがある』

「豊富」と「抱負」と「目標」の違い

次に「豊富」「抱負」「目標」の違いについて説明します。

「豊富」とは、「多くあること、豊かにあること」を意味した言葉です。

「抱負」とは、「心に抱いている決意や目標のこと」を意味した言葉です。

「豊富」と読み方は同じですが、意味が違います。

会話全体の内容からどの意味の言葉を言っているのか判断する必要があります。

「目標」とは、「何かを達成するためにつけた印のこと」を意味した言葉です。

「抱負」と読み方は違いますが、意味が似ています。

まとめ

「豊富」「抱負」「目標」について説明してきましたが理解していただけましたでしょうか。

日常会話の中でふと口にした言葉でも、会話の内容によっては相手に勘違いさせてしまったりすることがあるかもしれないので気を付けたいものです。