この記事では、「思う」と「感じる」と「実感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思う」とは?
「思う」は「おもう」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとについて考える」という意味で、ものごとについて判断したり決断したりなど、頭の中で考えることを言います。
2つ目は「見えないことに対して想像する」という意味で、推量したり、回顧したり、あれこれと頭の中でイメージすることを言います。
3つ目は「希望する」という意味で、望み通りになって欲しいと願うことを言います。
4つ目は「心にかける」という意味で、ものごとについて気にすることを言います。
上記に共通するのは「頭で意識する」という意味です。
「思う」の使い方
「思う」は動詞として「思う・思った」と使われたり、副詞として「思って」と使われたり、名詞として「思い」と使われたりします。
基本的に、頭や心であれこれと考えたり、想像したりすることに使われる言葉です。
「思う」の例文
・『もっと自由な時間が欲しいと思う』
「感じる」とは?
「感じる」は「かんじる」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「外部から刺激を受けて、ある感覚が生じる」という意味で、身体が刺激を受けて反応することを言います。
2つ目は「心の中にある気持ちが生じる」という意味で、ある感情がわいてくることを言います。
3つ目は「心を動かされる」という意味で、ある刺激を受けて感動することを言います。
4つ目は「機械が反応する」という意味で、計測器などが正しく作用することを言います。
上記に共通するのは「変化が生じる」という意味です。
「感じる」の使い方
「感じる」は動詞として「感じる・感じた」と使われたり、副詞として「感じて」と使われたり、名詞として「感じ」と使われたりします。
基本的に、外部から刺激を受けて、何らかの気持ちの変化や反応が起きることに使われる言葉です。
「感じる」の例文
・『久しぶりに都心に出ると建物がとにかく大きく感じる』
「実感」とは?
「実感」は「じっかん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「実際にあるものごとに接した時に得られる気持ち」という意味で、自分の目や耳などで確かめて得る気持ちのことを言います。
2つ目は「実際にあるものごとに接した様な、新鮮な気持ち」という意味で、まるで本当にあったことの様に生き生きと感じることを言います。
・現実にあることをそのまま感じ取ることや、まるで現実の様に感じること 上記に共通するのは「しっかり感じる」という意味です。
「実感」の使い方
「実感」は名詞として「実感する・した」と使われたり、副詞として「実感して」と使われたりします。
基本的に、現実にあることをそのまま感じ取ることや、まるで現実の様に感じることに使われる言葉です。
「実感」の例文
・『まだ優勝したという実感がわかない』
「思う」と「感じる」と「実感」の違い
「思う」は「頭や心であれこれと考えたり、想像したりすること」という意味です。
「感じる」は「外部から刺激を受けて、何らかの気持ちの変化や反応が起きること」という意味です。
「実感」は「現実にあることをそのまま感じ取ることや、まるで現実の様に感じること」という意味です。
まとめ
今回は「思う」と「感じる」と「実感」について紹介しました。
「思う」は「考える」、「感じる」は「気持ちの変化」、「実感」は「そのまま感じる」と覚えておきましょう。