この記事では、「愛くるしい」と「可愛い」と「可愛らしい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「愛くるしい」とは?
「愛くるしい」は「あいくるしい」と読みます。
意味は、「子供や小動物などの、愛嬌があって微笑ましい様子のこと」で、全体的にお茶目であったり、愛嬌があるなどの様子を言います。
「愛苦しい」と書くのは間違いで、「苦しい」という意味はありません。
「愛くるしい」の使い方
「愛くるしい」は形容詞として使われたり、副詞として「愛くるしく」と使われたり、名詞として「愛くるしさ」と使われたりします。
基本的に、姿や形が愛らしいだけではなく、愛嬌があって見ている方がほっこりする様子に使われる言葉です。
「愛くるしい」の例文
・『ワンちゃんの愛くるしい様子をブログに書く』
「可愛い」とは?
「可愛い」は「かわいい」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「小さいものや弱い者などに心が引かれること」という意味で、幼くてか弱い様子をみて、大切にしたい、守ってあげたいと心を引かれる様子を言います。
2つ目は「他と比べて小さくて軽々しい様子」という意味で、「まだまだ可愛い」などと少し見下しているニュアンスを含みます。
3つ目は「無邪気で憎めない」という意味で、素直で目をかけてやりたくなる様子を言います。
上記に共通するのは「小さくて心が引かれる」という意味です。
「可愛い」の使い方
「可愛い」は形容詞として使われたり、副詞として「可愛く」と使われたり、名詞として「可愛さ」「可愛げ」などと使われたりします。
基本的に、見た目が小さくて弱そうで、つい守ってあげたくなるなど心が引かれる様子に使われる言葉です。
「可愛い」の例文
・『ペットショップの子猫が可愛くて飼いたくなった』
「可愛らしい」とは?
「可愛らしい」は「かわいらしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「子供らしく無邪気で微笑ましい」という意味で、無邪気で微笑ましい様子のことを言います。
2つ目は「小さくて好ましい」という意味で、全体的に小さくて気持ちが引かれる様子を言いまます。
上記に共通するのは「無邪気で好ましい」という意味です。
「可愛らしい」の使い方
「可愛らしい」は形容詞として使われたり、副詞として「可愛らしく」と使われたり、名詞として「可愛らしさ」と使われたりします。
基本的に、見た目が小さいだけではなく、純粋で無邪気など、全体的な雰囲気に心が引かれる様子に使われる言葉です。
「可愛らしい」の例文
・『可愛らしい女の子が雑誌の表紙を飾る』
「愛くるしい」と「可愛い」と「可愛らしい」の違い
「愛くるしい」は「姿や形が愛らしいだけではなく、愛嬌があって見ている方がほっこりする様子」という意味です。
「可愛い」は「見た目が小さくて弱そうで、つい守ってあげたくなるなど心が引かれる様子」という意味です。
「可愛らしい」は「た目が小さいだけではなく、純粋で無邪気など、全体的な雰囲気に心が引かれる様子」という意味です。
まとめ
今回は「愛くるしい」と「可愛い」と「可愛らしい」について紹介しました。
「愛くるしい」は「愛嬌がある」、「可愛い」は「小さくて守ってあげたい」、「可愛らしい」は「無邪気な雰囲気」と覚えておきましょう。