日本の経済を支えている一端を担っているのが、金融機関と言ってもいいでしょう。
その金融機関には「銀行」「信用金庫」「労働金庫」などがあるのですが、どのような役割を果たしているのでしょうか?
そこでこの記事では、「銀行」と「信用金庫」と「労働金庫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「銀行」とは?
「ぎんこう」と読む「銀行」は「金融機関の1つで「お金の預入れ・引き出しから資金の貸し出する融資や為替取引などを行う機関」です。
また、銀行券の発行を行うケースもあります。
「銀行」の例文
「銀行」の例文を見ると、以下のような文があります。
・『私が今年は銀行志望でメガバンクに内定しました』
・『銀行から融資を受けることができ、新規事業を始める予定だ』
「信用金庫」とは?
「信用金庫」は「しんようきんこ」と読みますが、「日本国内でお金を預かる業務を始めとする取扱金融機関の1つ」ですが、「信用金庫法という法律に基づた協同組織金融機関」となっています。
「信用金庫」は「全国の地域の中小企業・住民に対して、融資を行いますが、中央機関として信金中央金庫があるのです。
「信用金庫」の例文
「信用金庫」の例文は以下の通りです。
・『ウチの会社は決して大きくないのでい信用金庫から融資を受けています』
・『この町にある信用金庫がウチのメインバンクだ』
「労働金庫」とは
「労働金庫」は「ろうどうきんこ」と読みます。
主な業務としては、「国内における預金の受け入れや資金移動、融資・ローンなどの貸し出し、手形の発行など」を行っています。
「労働金庫」の例文
「労働金庫」の例文は以下の通りです。
・『労働金庫に毎月積み立てしています』
・『労働金庫から財形貯蓄の一部を引き出しました』
「銀行」と「信用金庫」と「労働金庫」の違い
ここで「銀行」と「信用金庫」と「労働金庫」の違いを整理してみましょう。
「銀行」は「大企業を中心とした経済界をサポートすることで日本経済の活性化に貢献すること」を目的としてます。
「信用金庫」などの地域金融機関は「中小企業を中心とした資金融資などに応えて地域社会の活性化に貢献すること」という位置づけにあります。
「労働金庫」は「労働組合・生活協同組合などがお互いの助け合いのために資金を出し合って設立された協同組織の金融機関」です。
日本では「銀行」「信用金庫」など多くの金融機関がありますが、労働者とそのその家族の生活を支えることを目的につくられた金融機関が「労働金庫」となるわけです。
まとめ
ここまで「銀行」と「信用金庫」と「労働金庫」の役割やその違いについて説明をしてきました。
企業活動を円滑に進めていくためには、これら金融機関の支援が必要不可欠と言ってもいいでしょう。
そのため「銀行」「信用金庫」「労働金庫」の役割を十分に理解して日々の仕事に従事することが必要なのかもしれません。
また、私的な生活においても、重要な役割を果たしていることも忘れてはなりません。