世の中には大勢に人がいて、自分と同じ分野で仕事をしたり勉強したりする人も多くいます。
多くの人の中で生きていく以上、どうしても周囲と比較されてしまうのは避けられない事です。
人と比較されるのは気持ちの良いことではありませんが、仕方のない部分もあります。
そのような場面で使われる言葉として、「優秀」と「優良」と「良好」というものがあります。
これらに違いはあるのでしょうか。
この記事では、「優秀」と「優良」と「良好」の違いを分かりやすく説明していきます。
「優秀」【ゆうしゅう】とは?
「優」は優れていること、「秀」は秀でていることなので、「優秀」は優れていて秀でていることになります。
他よりも優れているという意味の文字が組み合わさった言葉で、優れているということがことさら強調されている言葉になります。
学校の成績や会社での勤務態度、商品の品質などなど、いろいろな場面で幅広く使われる言葉です。
他よりも飛び抜けて優れていることを表しています。
「優秀」の例文
・『彼は大学生時代に優秀な成績をおさめていた』
・『今年入社した社員の勤務態度は、みな優秀だ』
・『キウイは栄養豊富で優秀な果物です』
「優良」【ゆうりょう】とは?
「優」は優れていること、「良」は良いことなので、「優良」は優れて良いことになります。
「優秀」と同じく他より優れている意味の文字が組み合わさった言葉ですが、「秀」の字が「良」に替わっています、「秀でる」から「良い」に替わっています。
ランクを付けるなら「優秀」よりも下ということになります。
ですが、他より優れていることに変わりなく、「優良」と言われたからといって、他より下ということではありません。
「優良」の例文
・『優良企業とは具体的にどういった企業のことでしょうか』
・『優良物件を探し求めて1年が経ってしまった』
「良好」【りょうこう】とは?
「良」は良いこと、「好」は好ましいことなので、「良好」は好ましく良いことを表した言葉になります。
他と比較する場面ではあまり使われず、そのものの状態が良いか悪いか判断する時に使われる言葉になります。
健康が良好、術後の経過が良好、電波の感度が良好などなど。
他とは比較できない、そのものの状態の良し悪しになります。
「良好」の例文
・『人間ドックを受けたが、健康状態は良好のようだ』
・『ガンの手術を受けて5年が経ったが、転移も見られず経過は良好と言える』
・『アンテナの向きを変えたら感度良好だ』
「優秀」と「優良」と「良好」の違い
「優秀」とは、「他より飛び抜けて優れている」ことを言います。
「優良」とは、「他よりも優れている」ことを言います。
「優秀」と比較するなら「優良」が下になりますが、決して「優良」が優れていないということではありません。
「良好」とは、「状態が良い」ことを言います。
そのものの状態の良し悪しの判断として使われます。
まとめ
「優秀」と「優良」と「良好」の違いを述べてきましたがわかりましたでしょうか。
この記事を読んで、日常生活に役立てて頂けると幸いです。
