この記事では、「佇まい」と「雰囲気」と「居住まい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「佇まい」とは?
「佇まい」は「たたずまい」と詠み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人や物がそこに立っている様子」という意味で、あるものが立っている有様や、それ自体が生じさせる気配のことを言います。
2つ目は「人の暮らし方や身の立て方のこと」という意味で、自分の身を置くところや暮らしぶりのことを言います。
上記に共通するのは「そこにずっとある状態」という意味です。
「佇まい」の使い方
「佇まい」は名詞・形容動詞として「佇まいだ・である」と使われたり、形容詞として「佇まいの」と使われたりします。
基本的に、人や物がそこに立っている時の様子や、人の暮らし方や職業のことに使われる言葉です。
「佇まい」の例文
・『彼の家は旧家で、大きな門があり立派な佇まいだった』
「雰囲気」とは?
「雰囲気」は「ふんいき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「地球を取り巻く大気」という意味で、地球の回りにある気体のことを言います。
2つ目は「その場にいる人たちで自然に作り出している気配」という意味で、集まった人たちで生じさせる一体感のある空気のことを言います。
3つ目は「ある人が発する特別な気配」という意味で、その人が持つ独特な空気のことを言います。
上記に共通するのは「周りの空気」という意味です。
「雰囲気」の使い方
「雰囲気」は名詞・形容動詞として「雰囲気だ・である」と使われたり、形容詞として「雰囲気の」と使われたり、副詞として「雰囲気に」と使われたりします。
基本的に、その場にいる人が自然に生じさせる、気配や空気感に使われる言葉です。
「雰囲気」の例文
・『彼女は独特な雰囲気を持っている』
「居住まい」とは?
「居住まい」は「いずまい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人が座っている姿や姿勢」という意味で、座り方のことを言います。
2つ目は「人が住んでいる環境」という意味で、人が住んでいる周辺地域の様子を言います。
上記に共通するのは「人がそこにいる」という意味です。
「居住まい」の使い方
「居住まい」は名詞・形容動詞として「居住まいだ・である」と使われたり、形容詞として「居住まいの」と使われたりします。
基本的に、人が座っている姿勢のこと、転じて人が住んでいる環境に使われる言葉です。
「居住まい」の例文
・『彼は居住まいを正して話し始めた』
「佇まい」と「雰囲気」と「居住まい」の違い
「佇まい」は「人や物がそこに立っている時の様子」「人の暮らし方や職業」という意味です。
「雰囲気」は「その場にいる人が自然に生じさせる、気配や空気感」という意味です。
「居住まい」は「人が座っている姿勢のこと」「転じて人が住んでいる環境」という意味です。
まとめ
今回は「佇まい」と「雰囲気」と「居住まい」について紹介しました。
「佇まい」は「立っている様子」、「雰囲気」は「気配や空気感」、「居住まい」は「座っている様子」と覚えておきましょう。
