この記事では、「無謀」と「勇気」と「臆病」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無謀」とは?
「無謀」は「むぼう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「どの様な結果になるのか深く考えないこと」という意味で、無計画に行動する性質のことを言います。
2つ目は「成功する見込みもないのに行動すること」という意味で、どう見てもうまくいきそうにないのに無理やり行動することを言います。
上記に共通するのは「無鉄砲」という意味です。
「無謀」の使い方
「無謀」は名詞・形容動詞として「無謀だ・である」と使われたり、形容詞として「無謀な」と使われたり、副詞として「無謀に」と使われたりします。
基本的に、先のことを考えずに無計画な行動をすることに使われる言葉です。
「無謀」の例文
・『あのような軽装で登山するとはなんて無謀な行為だ』
「勇気」とは?
「勇気」は「ゆうき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「身体の中に湧き上がっている、強い心意気」という意味で、何らかの行動を起こそうと思い立つ強いエネルギーのことを言います。
2つ目は「困難や危険を恐れずに、自分の信念を貫こうと思う心」という意味で、失敗や危険を恐れずに、ものごとに立ち向かう心のことを言います。
上記に共通するのは「恐れない心」という意味です。
「勇気」の使い方
「勇気」は名詞として動詞を伴い「勇気がある・ない」「勇気が湧く・湧いた」と使われます。
基本的に、失敗や困難、危険などを恐れずに、積極的に行動していく強い心意気に使われる言葉です。
「勇気」の例文
・『彼女は勇気をもってパワハラを告発した』
「臆病」とは?
「臆病」は「おくびょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ちょっとしたことにも恐れおののくこと」という意味で、気が小さく、すぐに驚いたり怖がったりする様子を言います。
2つ目は「危機的な状態にあっても、気おくれすること」という意味で、絶体絶命のピンチにあるのにすぐに行動できない様子を言います。
上記に共通するのは「すぐに怖がる」という意味です。
「臆病」の使い方
「臆病」は名詞・形容動詞として「臆病だ・である」と使われたり、形容詞として「臆病な」と使われたり、副詞として「臆病に」と使われたりします。
基本的に、すぐに驚いたり怖がったりして、思い切って行動できない性格に使われる言葉です。
「臆病」の例文
・『彼女は一度失恋してから恋愛に対して臆病になっている』
「無謀」と「勇気」と「臆病」の違い
「無謀」は「先のことを考えずに無計画な行動をすること」という意味です。
「勇気」は「失敗や困難、危険などを恐れずに、積極的に行動していく強い心意気」という意味です。
「臆病」は「すぐに驚いたり怖がったりして、思い切って行動できない性格」という意味です。
まとめ
今回は「無謀」と「勇気」と「臆病」について紹介しました。
「無謀」は「無計画」、「勇気」は「強い心意気」、「臆病」は「怖がり」と覚えておきましょう。