「外科」と「皮膚科」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「外科」と「皮膚科」の違いとは?言葉の違い【2語】

この記事では、「外科」「皮膚科」の違いを分かりやすく説明していきます。

「外科」とは?

「外科」【げか】は、手術を専門に病気やけがの治療をおこなっている診療科のことです。

体の内部を薬物療法で治療する診療科を「内科」【ないか】と呼ぶのに対し、体の外側から治療を施すという意味で「外科」と呼ばれています。

医療機関は分野ごとに診療科が分かれており、それぞれが専門分野に特化した診療をおこなっています。

「外科」は、消化器を中心に幅広い部位に対応しており、ほかの診療科と連携しながら必要に応じて手術をおこなっています。

医療機関によっても標ぼうする診療科の種類は数は異なり、幅広い領域に対応する「一般外科」「消化器外科」「小児外科」のようにさらに領域に特化した専門分科があります。


「皮膚科」とは?

「皮膚科」【ひふか】は、皮膚の病気全般を対象に専門治療をおこなっている診療科です。

対応している部位は体表にある皮膚組織のほか、毛、爪、耳や口腔内など外側から見える範囲の皮膚や粘膜など多岐にわたります。

総合病院内で診療にあたるほか、規模の小さいクリニックや医院などで「皮膚科」を専門に営業している医療機関もあります。

治療では、検査、薬物療法や放射線療法といった内科的な治療のほか、手術などの外科的な治療もおこなっています。


「外科」と「皮膚科」の違い

「外科」「皮膚科」の違いを分かりやすく解説します。

これらは医療機関にある診療科での名称で、それぞれ専門分野が異なります。

ひとことで言うと「外科」は手術が専門の診療科、「皮膚科」は名前のとおり皮膚の病気に特化した診療科です。

「外科」は部位に関係なく、あらゆる病気やけがの手術に対応します。

「皮膚科」は皮膚以外の部位の診療には対応していません。

「外科」は薬物療法など内科的な治療は行いませんが、「皮膚科」は必要に応じて内科的・外科的治療を用います。

ただし、標ぼうしている診療科の種類や対応の仕方は医療機関によっても異なり、「皮膚科」「皮膚外科」が分かれている場合もあります。

「外科」の例文

・『実績のある外科医に執刀してもらう』
・『整形外科でひざの手術を受けた』

「皮膚科」の例文

・『顔が化粧品にかぶれたので、皮膚科に行って塗り薬を処方してもらった』
・『皮膚科でほくろを切除する手術を受ける』

まとめ

「外科」は手術を専門とする診療科、「皮膚科」は皮膚の病気に対応している診療科です。

医療機関によっても対応の仕方が異なるので、受診する際は診療科について確認することが望ましいです。