「基礎体温計」と「体温計」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「基礎体温計」と「体温計」の違いとは?言葉の違い【2語】

「基礎体温計」「体温計」はいずれも体温に関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。

この記事では、「基礎体温計」「体温計」の違いを分かりやすく説明していきます。

「基礎体温計」とは?

「基礎体温計」「きそたいおんけい」と読む言葉で、「寝ている状態の体温(基礎体温)を測定するための体温計」を意味します。

女性が健康管理やホルモンの分泌状態を知るために使用するため、「婦人体温計」と呼ばれることもあります。


「体温計」とは?

「たいおんけい」と読む「体温計」は、「身体の温度を測定する温度計」を意味する言葉です。

かつては水銀を用いたものが普及していましたが、現在は健康面や環境面の観点から、日本を含む多くの国において新しい水銀体温計の製造及び販売が禁止されています。


「基礎体温計」と「体温計」の違い

「基礎体温計」「体温計」「体温を測定する温度計」という意味を持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。

「基礎体温計」「基礎体温を測る温度計」を意味し、朝に目が覚めた直後の体温を測るために使用されます。

基礎体温の温度差が細かいため、「基礎体温計」もメモリが細かく、小数点第2位まで測定することが可能です。

また、原則として体温が安定しやすい口内で測るのも「基礎体温計」の特徴といえます。

「基礎体温計」を使用することで、女性ホルモンの分泌量が把握でき、排卵や月経が来る時期、妊娠しやすい時期などが予測できます。

一方、「体温計」「身体の温度を測る体温計」を意味し、小数点第1位までの温度を表示するものが一般的です。

また、「体温計」には測定開始時から体温が上昇する変化を感知する「予測式体温計」、該当部位の温度を測定してそのまま表示する「実測式体温計」といった種類があります。

ワキに挟んで測定するものが普及していますが、耳や額、先述の「基礎体温計」のように口内で測定するものもあります。

まとめ

「基礎体温計」「基礎体温を測る温度計」を示し、「体温計」「身体の温度を測る温度計」を意味します。

双方のメモリや体温を測る部位の違いもチェックしておきましょう。

ぜひ健康に関わるアイテムの違いを知る参考にしてください。