この記事では、「白鳥」と「サギ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「白鳥」とは?
「白鳥(ハクチョウ)」とは、カモ目カモ科に属している鳥類のうち、「オオハクチョウ」、「カモハクチョウ」、「クロエリハクチョウ」、「コクチョウ」、「コハクチョウ」、「コブハクチョウ」、「ナキハクチョウ」の7種の水鳥を指しています。
「白鳥」は日本では冬鳥の渡り鳥です。
シベリアやオホーツク海沿岸などの北方で繁殖した「オオハクチョウ」や「コハクチョウ」が晩秋から初冬にかけて、越冬のために日本へやって来ます。
そして、冬を日本で過ごした後、初春の頃に北方へ渡っていきます。
「白鳥」の英語表記は「swan」になります。
「サギ」とは?
「サギ(鷺)」とは、ペリカン目サギ科に分類されている水鳥の総称を表しています。
日本には、「アオサギ」、「ダイサギ」、「チュウサギ」、「コサギ」、「ゴイサギ」、「アマサギ」、「ヨシゴイ」、「クロサギ」、「ササゴイ」などが生息しています。
そのうち、全身がほぼ白色の「サギ」を「シラサギ(白鷺)」と呼んでいます。
「ダイサギ」、「チュウサギ」、「コサギ」、冬場の「アマサギ」などが該当します。
そして、「サギ」は英語で「heron」と表記しています。
「白鳥」と「サギ」の違い
「白鳥」と「サギ」の違いを、分かりやすく解説します。
「白鳥」はカモ目カモ科のうち、7種の水鳥を表しています。
一方、「サギ」はペリカン目サギ科の水鳥の総称を言います。
日本では「白鳥」は冬鳥ですが、「サギ」は種によって、冬鳥の他にも、夏鳥や留鳥、漂鳥などがいます。
「白鳥」と「サギ」には、これらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「白鳥」と「サギ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「白鳥」はカモ科で、「サギ」はサギ科の水鳥です。
また、日本では「白鳥」は冬鳥ですが、「サギ」は冬鳥、夏鳥、留鳥、漂鳥などがいます。
「白鳥」と「サギ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。