この記事では、「天然皮革」と「本革」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天然皮革」とは?
天然皮革とは、動物の皮を鞣して作る革のことをいいます。
牛革や豚革、馬革、山羊革、羊革、ワニ革など動物によって様々な種類があります。
天然皮革は、本革やリアルレザーと呼ばれたりもします。
バッグや靴、ファッション小物など幅広い製品に用いられます。
革には天然皮革の他に、合成樹脂から作られる合成皮革もあります。
合成皮革は天然皮革に似せて作られており、フェイクレザーと呼ばれることもあります。
天然皮革は耐久性に優れており、年数を経るごとに味わいが増していきます。
合成皮革の場合には年数と共に劣化していくことが多いです。
また、天然皮革は皮を鞣すのに手間と時間がかかるので、合成皮革よりも価格は高いです。
「本革」とは?
本革とは動物の皮を鞣した革のことで、天然皮革と同じものを指しています。
その名前の通り「本物の革」という意味で、動物の皮に似せて作られた合成皮革ではないことを表しています。
合成皮革は、布地に塩化ビニールやポリウレタンなどの樹脂を塗って作ります。
本革は吸湿性や放湿性に優れた素材で、呼吸する素材といわれることもあります。
水には弱く、水に濡れたままにしてしまうとカビが生えたり硬くなってしまったりします。
「天然皮革」と「本革」の違い
天然皮革はも本革も、動物の皮を鞣して作った革のことを指しています。
呼び名が違うだけなので、意味に違いはありません。
バッグや靴、洋服、小物などファッションの分野では、天然皮革よりも本革ということが多いです。
これは合成皮革ではないということを強くアピールしているからになります。
まとめ
天然皮革も本革も、動物の皮を鞣した作った革のことを表しています。
同じものなので意味に違いはありません。
ただし、洋服やバッグ、靴などファッションの分野では、本革という呼び名を使うことが多いです。
