物事や行動する際に必要なものには「理由」や「目的」があります。
この記事では、「理由」と「目的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理由」とは?
「理由」とは物事や行動がそうなった訳や根拠を表す言葉であり、詳しい事情を表す時にも使います。
「理由」は英語で“reason”であり、「リーズナブル」は納得がいくや適切なという意味になります。
「理由」の類義語には「動機」がありますが、こちらは行動を決定する際の原因やを表すのが特徴です。
「理由」の反対語は「帰結」や「結果」と表します。
「目的」とは?
「目的」とは行動の狙いや実現しようとして目指す事柄を表す言葉です。
「目的」は英語で“purpose”や“objective”と表します。
「目的」の類義語には「目標」がありますが、こちらは「目的」と違って具体的なものや身近なものに対して使うのが特徴です。
「目的」は抽象的なものに使ったり内容に重点を置くのが特徴であり、「目的地」と「目標地点」はニュアンスがやや違います。
「理由」と「目的」の違い
「理由」は物事や行動がそうなった訳や原因、根拠、事情を表す言葉です。
「目的」は行動の狙いや目指す事柄を表す言葉であり、より抽象的で大きなことに対して使います。
「理由」は基本的に過去の事柄を表す言葉であり、「目的」は将来の事柄を表します。
「理由」の例文
・『誰かを助けることに理由はいらないと先生から教わりました』
・『犯人はここで犯行する理由があったと推測されるので、もう少し現場を調べてみましょう』
「目的」の例文
・『目的地まであと少しになったので頑張りましょう』
・『旅の目的はある程度まで決めておくと楽ですが、現地で気ままにぶらぶらするのも楽しいですよ』
まとめ
「理由」は物事や行動がそうなった原因や根拠を表す言葉であり、動機や気持ちを表す時にも使います。
「目的」は行動の狙いや目指している事柄を表す言葉であり、将来の事柄や意志に対して使います。